あなたが7番アイアンで150ヤード飛ばない理由! その②切り返しが間違っている
【内海大祐のゴルフ研究室】
インドアゴルフ練習場でやるべきドリルをご紹介していたコーナーがリニューアル! 「オールデイゴルフ馬橋店」にてレッスン活動をおこなっている内海大祐プロと一緒にゴルフの素朴な疑問をとことん追求していきます!
写真/PMT
7番アイアンで150ヤード。いつの日からか身長、体重、体力は度外視して、アマチュアゴルファーの飛距離と番手の基準となっている。
この7番で150ヤードが打てているかどうか、スイングを背面から見ればひと目でわかると内海プロは言う。
「スイングを正面や飛球線後方でなく、背中側から見ればすぐにわかりますよ。7番アイアンで150ヤード飛ばせない人、はトップから手や上半身から動き出す人。150ヤード飛ばせる人はヘッドがトップの位置のままダウンスイングに入ります」(内海プロ)
「「150ヤード飛ばない人はいきなりヘッドが動くか、下半身が動かず、上半身や手が動きます。これはトップからボールに当てようとする意識が強く働き、器用な上半身の力を使って打ってしまう。ボールに当てようとしてしまうんですね。これは手首の軟らかさの問題じゃなくて体の使い方の問題。腕を使って切り返すうえに、直線的にボールにヘッドをブチ当てていくので、ボールをとらえてもスピンが増えて吹き上がります。結果、飛距離も出ない」(内海プロ)
ではどうやったら7番アイアンで150ヤード打てるようになるのだろう?
「体の使い方でダウンスイングの順序と言ったら、やっぱり、 地面に近いところの左サイドから動くのが正解。クラブを上げるときはその逆で、右足首がヒネられて、ヒザが動いて股関節、腰、肩、腕と動いて最後にクラブという順序が望ましいです。トップからの切り返しは左足からスタート。下半身はが過剰に動かす必要はないですけど、やっぱり動いてほしいですね」(内海プロ)
「見た目はそんなに動いてるように見えないんですよ。順序よく動かせると、スイングがスムーズになります。つまりヘッドが減速せず、加速しながらインパクトを迎えられる。加速しながらインパクトできればをすれば効率が上がって飛ぶ。軽く振っているように見えて飛ぶなって人も、この動きができている人です」(内海プロ)
アマチュアゴルファーのほとんどが減速してインパクトを迎えているという。その差が飛距離の差を生んでいる。
もうひとつのチェックポイントは?
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