「外ブラの飛びを超えた!?」 清水大成が実感した驚きの飛距離性能
ブリヂストンから9月5日に発売された「BXシリーズ」ドライバーは、“一人ひとりに最高の飛びを”をテーマに開発され、タイプ別に、低スピン強弾道のBX1LS、操作性重視のBX1ST、高弾道でつかまりの良いBX2HT、ツアープロ仕様のB-Limited BX1★TOURをラインアップ。
ツアーデータと科学の融合から生まれた“外ブラ超え”の飛びを体感できる新世代ドライバーだ。
進化したフェース構造「BITING FACE 2.0」と、新設計「カーボンセミモノコックボディ」によるエネルギーロスのないインパクトが特徴だ。
この「BXシリーズ」ドライバーの発表試打会に登場したツアープロ・清水大成は「BXシリーズ」ドライバーの飛距離性能について、こんな感想を漏らしていた。
「飛びます。飛距離は、外ブラ(外国ブランド)と並びますよ」(清水)
飛距離性能にシビアなプロゴルファーから、このようなコメントを聞いてしまっては、興味を惹かれずにはいられない。
そして、以下に記載したのが清水大成による試打デモンストレーション時のトラックマンで測定したデータの一例だ。
・B-Limited BX1★TOUR
初速/75.7m/s 打ち出し/11.5度 スピン/2700m/s キャリー/287yd トータル/300yd
・BX1STドライバー
初速/74.6m/s 打ち出し/10.8度 スピン/2500m/s キャリー/282yd トータル/304yd
・BX1LSドライバー
初速/75.8m/s 打ち出し/9.3度 スピン/2200m/s キャリー/274yd トータル/310yd
・BX2HTドライバー
初速/75.7m/s 打ち出し/13.1度 スピン/2600m/s キャリー/291yd トータル/309yd
どのモデルを打ってもトータル飛距離300ヤード超えを叩き出していた清水大成。「BXシリーズ」ドライバーの印象を以下のように語っていた。
「B-Limited BX1★TOURは、僕が求めているスピン量(2500回転)を安定して出してくれます。ティショットはキャリーで止めたいですし、スピンがあったほうが滑る球が出にくくなります。それに、ドローを打つ時にはスピンが欲しいんですよね。BX1STは、出球の高さが抑えられますが、スピンはしっかり入ってくれています。前に飛ぶ力が強いヘッドです。BX1LSはほかに比べて、かなりスピンが抑えられています。BX2HTはとても球が上がりやすく、しっかりつかまえてくれます。アマチュアの方には”めっちゃ良い”んじゃないですか。BXシリーズドライバーは、それぞれのヘッドの性能が違いがはっきりしていて、選びやすいと思います」
さて、前置きが長くなったが、清水大成の飛びによって示された“外ブラを超えた?”かもしれない「BXシリーズ」ドライバー4モデル、「B-Limited BX1★TOUR」、「BX1STドライバー」、「BX1LSドライバー」、「BX2HTドライバー」の飛距離性能の真相を確かめるべく、まずはロッテ葛西ゴルフ(東京)で練習中のアマチュアゴルファーに打ってもらい、リアルな感想を聞いた。
「BXシリーズ」公式特集ページ
https://jp.golf.bridgestone/bs-products/club#pickup
・検証方法と試打クラブ、シャフトはこちら。
【試打モデル】
B-Limited BX1★TOUR:ロフト9度、BX1ST ドライバー:ロフト9.5度、BX1LS ドライバー:ロフト9度、BX2HT ドライバー:ロフト10.5度
【シャフト】
Diamana BS50Ⅱ(S)、VENTUS BS6Ⅱ(S)、TENSEI PRO BLACK 1K CORE 60(S)、SPEEDER NX GOLD 60(S)
【試打検証方法】
すべてのモデルをシャフトを入れ替えながら試打してもらい、”外ブラの飛びを超えた”かをトップトレーサーで測定された数値から判断。回答の選択肢は「超えた」「超えたかもしれない」「同じくらい」「超えていないかも」「超えていない」という5つから選んでもらった。
過半数のアマチュアが”外ブラの飛びを超える・超えたかも”と回答!
なんと、“外ブラを超えた!”と判断した試打者が過半数を占める結果に!
中でもBX2HTは「超えた」「超えたかも」がそれぞれ2名ずつ、さらに1名が「同じくらい」と回答し、大健闘を見せた。いずれもシャフトはDiamana BS50Ⅱを装着しての結果で、この組み合わせのポテンシャルの高さがうかがえる。
続いて好結果を残したのは、清水大成プロも気に入っているツアー仕様モデル「B-Limited BX1★TOUR」。ヘッド体積445ccのコンパクトヘッドながら、「超えた」1名、「超えたかも」2名と、上級者から高い評価を得た。
さらにBX1LSでは「超えた」と回答した試打者が1名。
最終的に、“外ブラを超えた”と明言したアマチュアゴルファーは合計4名にのぼった。
一方、BX1STは「超えたかも」が1名、「同じくらい」が1名という結果となった。
「超えた」「超えたかも」「同じくらい」と評価されたモデルとシャフトの組み合わせは、以下の組み合わせだった。
「超えた」
・B-Limited BX1★TOUR/VENTUS BS6Ⅱ(S)
・BX2HT/Diamana BS50Ⅱ(S)
・BX1LS/TENSEI PRO BLACK 1K CORE 60(S)
「超えたかも」
・B-Limited BX1★TOUR/TENSEI PRO BLACK 1K CORE 60(S)、SPEEDER NX GOLD 60(S)
・BX1ST/TENSEI PRO BLACK 1K CORE 60(S)
・BX2HT/Diamana BS50Ⅱ(S)
「同じくらい」
・BX1ST/VENTUS BS6Ⅱ(S)
・BX2HT/Diamana BS50Ⅱ(S)
BX2HTが「超えた」「超えたかも」という高評価を得た理由は、ボール初速の向上だけでなく、適正な打ち出し角とスピン量によってキャリーがしっかり伸びた点にある(上画像参照)。試打したアマチュアゴルファーからは「球が上がりやすい」「弾道の高さが明らかに変わった」「芯を外しても飛ぶ」といった声が多く聞かれた。
また、BX2HTとの相性の良さが際立ったDiamana BS50Ⅱシャフトについても、「しなり戻りがスムーズでヘッドが走る」「安定感とスピード感を両立している」といった感想が目立ち、ほとんどの試打者が初速アップと打ち出し角の改善を実感していた。
B-Limited BX1★TOURとVENTUS BS6Ⅱ(S)という組み合わせで、「1週間前に打ちたかったです」と悔しがっていたAさん(上写真)は、取材用打席が空くと何度も打席に足を運んで測定結果を確認しながら、シャフト選びに熱中した。
「BS(ブリヂストン)、飛ぶじゃん! って感じですよ。これまで色々な外ブラのドライバーを使ってきましたが、そのどれよりも飛んでいます。球が上がりきらないのでキャリーが伸びなかったんですよ。
それから、先週新しいドライバー(国産)を買ったばかりなんですが、そのドライバーよりもB-Limited BX1★TOURのほうが8ヤードくらい飛んでいて、ちょっと困っちゃいましたね。もう練習の帰りにお店に寄って買うしかないです(笑)」(Aさん)
「BXシリーズの飛びは外ブラのドライバーと並びます」――清水大成のこのコメントを確かめるべく行ったアマチュアゴルファーによる試打検証。その結果は、まさに清水プロの言葉を裏付けるものとなった。
では次に、ギアに精通したプロゴルファーの視点から、「BXシリーズ」ドライバーの飛距離性能を徹底検証してみよう。
内海大祐プロが語る、ブリヂストン「BXシリーズ」ドライバー4モデルの実力
編集部:まず全体の第一印象からうかがいます。「外ブラを超えたかもしれない」という声もありますが、実際に打ってみてどうでしたか?
内海大祐(以下、内海プロ):初速がすごく出ていて、いい意味で“球離れが早い”と感じました。最近のドライバーはカーボン系が多くて「くっついて離れる」ような打感が多いんですが、これはインパクトした瞬間に“パーン!”と弾き飛ばす感じ。久しぶりに「反発してるな」と感じるフェースでした。僕はこういう打感のほうが好きですね。
編集部:では、モデルごとに感想をお願いします。BX2HTからいきましょう。どんなヘッドでしたか?
内海プロ:まず構えた瞬間に「やさしそう」って感じました。ヘッドが大きくて安心感がありますね。とても打ちやすいし、大型ヘッドに慣れているなら上級者でもストレスなく振れる。飛ばしに行ける“余裕”を感じました。シャフトを替えれば、どんなゴルファーにも対応してくれるヘッドで、全体的にとても好印象です。
編集部:次はプロモデルの「B-Limited BX1★TOUR」。かなり小ぶりなヘッドですね。
内海プロ:そうですね。いわゆるツアープロ向けで、操作性が高いモデル。ドローやフェードの打ち分けがしやすい。
フェース面がスクエアに見えるので、構えたときにつかまりすぎない安心感があります。プロや上級者は“つかまりすぎ”を嫌うので、この顔つきはありがたいです。
小ぶりな分、重心距離も短くて扱いやすく、振り抜きもいい。大型ヘッドで構えづらくなった人には、むしろこのモデルのほうが合うかもしれません。
編集部:続いてBX1LS。打ち出し角がかなり低そうでしたが?
内海プロ:はい、完全に“低スピン・強弾道”です。打っても打ってもライナー系の強い球が出ます。
だから、「球が上がりすぎて悩んでいる人」には最適。打ち出しを抑えられる分、キャリーとランのトータルで距離を稼げます。
ヘッドスピードが特別速くなくても、スピン量が多くて吹き上がるタイプの人なら、このモデルでしっかり飛ばせると思います。
編集部:最後に、BX1STについて教えてください。
内海プロ:これはシリーズのど真ん中に位置づけられるモデルですね。優しさと操作性のバランスがいい。極端なクセがないので、どんなゴルファーでも扱いやすいと思います。
顔はやや大きめで安心感があるし、叩いても曲がりづらい。迷ったらこのBX1STを選べば間違いないでしょう。
「BXシリーズ」ドライバーは4モデルともキャラクターが明確で、どんなタイプのゴルファーにもマッチする構成だと言う内海プロ。
「特に、反発力のあるフェースと安定したスピン性能が印象的で、“外ブラ超え”と評された理由も納得の仕上がりです」(内海)
総括:国産ブランドが見せた“世界基準”の飛びの実力
国内メーカーの技術力が、再び飛距離性能で世界に肩を並べた――。
「BXシリーズ」ドライバーは、単なる“飛ばし系”ではなく、打感や弾道の安定性、操作性を含めた総合性能の高さが光った。
清水大成の「外ブラと並ぶ飛び」というコメントを、アマチュア試打や内海大祐プロの検証が裏付けた形となったが、その実力は“誰でも飛ばせる”という単純な話ではない。
4モデルそれぞれに明確な個性があり、プレーヤーのタイプや弾道の好みに合わせて選び分けることで、本来の性能を発揮できるシリーズといえる。
最新のフェーステクノロジーと設計思想が融合した「BXシリーズ」ドライバーは、日本ブランドらしい精密さと、グローバル基準の飛距離性能を両立させた意欲作。
“外ブラ超え”という言葉も、決して誇張ではないことを感じさせる検証結果だったと言えるだろう。




