「UPPARウェッジ」を使うとアプローチが上手くなるって本当? ダグ三瓶が手掛けた"純国産”ウェッジの性能を編集部員がコースで体験
”バウンスの使い方を教えてくれる” 用途に適した専用設計「A・S・L」をラインナップ
三瓶氏が日本人ゴルファーのためにこだわり抜いた「UPPARウェッジ」3タイプを、編集部員とギアライターが実際にコースで試打を行った。
まずはAWで80ヤードを試打した2人のテスターの感想と三瓶氏のコメントから紹介しよう。
角田 アイアン形状で構えやすいというのが第一印象で、スゴク打感が軟らかい! ヘッドが自然と抜ける感じですね。
大塚 ヘッドが軽いと聞いていたけれど、違和感はない。確かに打感がスゴク軟らかい。私は、入射角がきつくなって、ヘッドが芝に深く刺さって抜けが悪くなったり引っかかったりするのですが、ヘッドが軽い効果か「UPPARウェッジ」のAWではまったく出なかった。
角田 確かに全くダフらなかった。
三瓶 ヘッドの軽さとややフラットなライ角なので、バウンスが効いてダフリにくくしている効果が出ているのだと思います。打感については、S20C自体が軟らかいことと、素材の軟らかさを生かす製法に加えて、抜けの良さもソフトな打感につながっています。
AWで、グリーンの近くからのランニングも試してみてください。
三瓶 次はバンカーでSWを試してください。フェースを開かなくてもバウンスが効くように作ってありますから、普通に構えて打ってみてください。
大塚 最近バンカーがイマイチなんですが・・・・・。やっぱり、ダフって飛ばない感じです。
三瓶 球の位置を左に寄せて、左足のカカトの延長線上に構えてみてください。それだけでバウンスが使えるようになりますよ。
大塚 ドライバーみたいな球の位置ですけど、三瓶さんを信じてその位置で打ってみます。あれっ! サクッとヘッドが抜けて簡単に打ててしまいました。ナイスアウト連発です。
三瓶 バウンスが使えれば、簡単に打てるように作ってありますから。
角田 私も試してみます。あっ、ホントにサクッと抜ける! 簡単ですね!
三瓶 それでは、グリーン奥のダウンヒルからLWを試してください。
角田 この状況、苦手なんですが。
三瓶 ダウンヒルはアドレスで右足を後ろに引いて構えるのが基本です。この構えが出来れば、クラブが仕事をしてくれます。
角田 それだけでいいんですか?
三瓶 それだけです。
角田 言われた通りに構えたら簡単に打てました。しかも寄りましたね。
「UPPARウェッジ」 3タイプを試打した感想は?
角田 見た目は普通で、いかにも“お助けウェッジ”という感じではないのに、AW、SW、LWそれぞれで、お助け効果抜群でした。今までは、ピンまで近いから58度とか、距離があるから52度という感じで使う番手を決めていましたが、AW、SW、LWという表示なので「このライならAWだな」とか、「ここは上げたいからLW」と言った具合に、ライに合わせてどれを使うかという感覚を持ちやすくなるのが良かった。とにかく、ミスが出にくかったですね。
大塚 実はSWをフェアウェイからも試していたのですが、今まではおぼろげだったバウンスが当たる感覚がつかめました。おそらくヘッドが軽くなっている効果だと思いますが、SWでバウンスを当てる感覚が分かった後に、AWとLWを打ったら、同様にバウンスを使う感覚がつかめました。UPPARを使っていれば、自然とアプローチが上達するようになると思います。
テスタープロフィール
編集部員 角田(左) ゴルフ歴20年、平均スコア98。スライスが持ち球のアベレージゴルファー。ドライバーヘッドスピード40m/s。
ギアライター 大塚(右)ゴルフ歴37年、平均スコア88。パターでスコアを稼ぐシニアゴルファー。ドライバーヘッドスピード39m/s。
三瓶 「UPPARウェッジ」は、3タイプの中から自分が苦手と思うシーンに合わせた1本を使っていただくだけでも、十分に効果を感じていただけると思いますが、3本を揃えて使っていただければ、より一層良さを感じていただけるはずです。
日本人ゴルファーに最適化した「UPPARウェッジ」は、アプローチが苦手という人だけではなく、その名の通りにワンランク上のゴルフを目指す人にもオススメのウェッジだった。
「UPPARウェッジ」の価格は1本 5万円(税込み)
オフィシャルサイト( https://www.atomicgolf.jp/uppar/)で詳しい情報を確認できる。また、購入も同サイトからオンラインショップへのリンクが設けられている。