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ドライバーが全然当たらない! そんな日は「FWかUTでティショット」に切り替えるべき?

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2025/11/06 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

ラウンド中に、ドライバーが全然当たらないという日は、どんなゴルファーにもあります。そんなときに焦って打ち続けると、スライスでOB、チーピンで池ポチャとミスが連鎖し、大叩きの原因になります。大切なのは、無理に直そうとせず、冷静にドライバーを使わない勇気を持つことです。フェアウェイウッド(FW)やユーティリティ(UT)でティーショットすれば、スコアを崩さずにラウンドを立て直すことができます。
今回は、ドライバーが不調の日に取るべきマネジメントについて説明させていただきます。

ドライバーが当たらない日は“封印”も勇気のひとつ

先日、あともう少しで100切り達成というところまで来ているゴルフ友達と、ラウンド中にこんな話になりました。「今日はドライバーが全然当たらない。チョロもするし、OBも出るし・・・。こんな日はどうしたらいいと思う?」と聞かれました。
私は「ミスを気にせずドライバーを振り回したいなら、そのままドライバーを使う。でも、少しでも良いスコアで回りたいなら、ドライバーを封印するかな」と答えました。
ゴルフ友達から「ドライバーを使わないとしたら、マネジメントも変えた方がいいの?」とさらに聞かれました。私は「パーオンするのが難しくなるから、ボギーオンを前提にしたマネジメントに変えた方がいいね」と答えました。

みなさんは、ドライバーがどうしても当たらない日はどのようにラウンドしていますか?
私は一旦ドライバーを封印して、5Wでティーショットを打つようにしています。ですが、5Wでティーショットを打つとパーオンするのが難しくなってきますので、ボギーオンを前提にした目標スコアと、それに応じたマネジメントに変更するようにしています。最後までドライバーを封印することもありますし、最後の数ホールでもう一度ドライバーの封印を解くこともあります。

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ドライバーを封印したらどうマネジメントを変える?

ドライバーがどうしても当たらない日にドライバーを封印するという判断をしたら、目標スコアとマネジメントを変える必要があります。
ドライバーの飛距離が230ヤードの人が、FWやUTでティーショットを打つと飛距離は200ヤード前後になることが多いと思います。そうすると、350ヤードのミドルホールではセカンドショットが150ヤード残ることになり、セカンドショットでナイスショットが打てればパーオンもできます。
ただ、それ以上距離が長くなると、例えば400ヤード弱のミドルホールだとパーオンすることのハードルは相当高くなります。ですから、各ホールの距離とレイアウトを確認し、ティーショットを打つ前に、パーオンを狙うのか、確実にボギーオンを狙うのかを決める必要があります。
例えば、390ヤードのミドルホールだと、ティーショットで200ヤード飛ばしても、セカンドショットで190ヤード残ります。グリーン周りにハザードが少なくアプローチがしやすい状況なら、セカンドショットでパーオンチャレンジしてもOKです。
でも、グリーン周りにハザードばかりある場合であれば、セカンドショットを得意距離に刻んだ方が、結果的にボギーオンの確率を高くすることになります。

それと、最初からボギーオン狙いなら、ティーショットを200ヤード飛ばす必要もありません。ティーショットで180ヤード、セカンドで120ヤード、3打目が90ヤードという刻み方も選択肢になります。3打目が上手く寄ればパーを取ることもできますし、2パットならボギーをキープできます。

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封印を解くタイミングと注意点

私はドライバーの調子が悪く一旦封印することを決めたら、その日はドライバーの封印を解くことはありません。スコアを守るためにドライバーを封印したので、封印を解いてまたスコアを乱してしまっては意味がないからです。
でも、一定の基準を満たせば、ラウンドの後半で一度試してみることもあります。
ドライバーの封印を解く基準としては、FWやUTのティーショットがいつものような状態で打てることと、ドライバーでミスをしても大ケガをしない広さのホールであることです。ドライバーを曲げても、ホール自体が広く、OBや池がなければ、セカンドショット以降の頑張りでボギーオンを狙うことができることができます。

ドライバーの封印を解く目的は、あくまでドライバーショットの改善状況を確認するためで、決してスコアを取り返すことではありません。
軽く振ってフェアウェイに置ければ十分です。逆に、飛ばせそうと思って力んでしまうと、再びミスの連鎖に戻ってしまいます。また、封印を解く場合も、1回で区切ることが大切です。ラウンド終盤にそろそろ試したいと感じたら、最終ホールなどで1回だけ試すくらいがちょうど良いと思います。もしナイスショットが出たら自信を取り戻せますし、ミスしてもFW・UTで十分スコアを守れたと割り切れるはずです。

ドライバーが当たらない日は、焦って打ち続けるよりも、いったん封印してリズムを整える方がはるかに効果的です。FWやUTでティーショットすれば、フェアウェイキープ率が上がり、2打目以降のリズムも安定します。スコアを守るためには飛ばすよりも、ボールを運ぶことを優先しましょう。そして、リズムが戻ったら、広いホールで軽く1発だけ試すことも選択肢です。その勇気と冷静さが、スコアメイクの最大の武器になります。ドライバーを封印する決断も、重要なマネジメントのひとつですよ!

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。

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