「またOB!?」から立ち直る! 次のティーショットをフェアウェイに戻すコツ
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
ラウンド中にティーショットでOBを連発してしまうと、自信もリズムも一気に崩れてしまいます。「次こそは曲げたくない!」と思えば思うほど体が力み、さらにミスが続く――そんな悪循環に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
今回は、OBを連発したあとに冷静さを取り戻し、次のティーショットをフェアウェイへ運ぶためのポイントをお伝えします。
ティーショットでOB連発、どう立て直す?
先日、ゴルフ仲間とこんな話になりました。
「今日はティーショットがOBばかり。次のティーショットこそフェアウェイに運びたい。何も変えずに打つべき?それとも何か変えた方がいい?」と相談されたのです。
私は「何も変えなければ、次もOBになる可能性が高いよ。まずはメンタルをリセットして、アドレスをチェックするかな」と答えました。
すると「スイングは変えなくていいの?」と聞かれたので、私はこう言いました。「ラウンド中にスイングを変えようとすると、余計に崩れることが多いから、それ以外の部分に集中した方がいいね」と。
ティーショットでOBを連発する日は誰にでもありますよね。私自身も飛ばし屋の友人と一緒に回るとつい力みがちで、「今日は飛ばしたい」と思うほどミスが増えます。力を抜いたほうが飛ぶと分かっていても、なかなか難しいものです。
今回は、OBを連発したあとの立て直し方を説明します。
まずは“メンタルリセット”が最優先!
OBを連発したとき、多くのアマチュアは「スイングに原因がある」と考えがちです。
しかし実際には、スイングよりもメンタルの乱れが原因であることがほとんどです。
焦りや怒り、不安が入り混じり、リズムが速くなり、体が突っ込み、手が先行する――ミスの連鎖はここから始まります。
「次は絶対に曲げたくない」と考えるほど体が固まり、さらにOBが出る悪循環に陥ります。
そんな時こそ、深呼吸を2〜3回。ゆっくり素振りをしてリズムを取り戻すだけで、体の緊張が和らぎます。スイングを直すより、まずはメンタルをリセットすることが何より大切です。
また、OBの直後は「取り返したい」という焦りが出がちですが、無理をすると状況はさらに悪化します。
「次のホールでリカバリーすればいい」と切り替えた方が、結果的にスコアは安定します。
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メンタルを整えたら、アドレスとクラブ選びを見直そう
メンタルを落ち着かせたら、次はアドレスをチェックします。
OBを連発した直後は焦りから構えが乱れやすく、肩や腰のラインがターゲットに対して開いたり閉じたりしてしまいます。
まずは、目標方向にクラブを置き、足・腰・肩のラインが平行になっているかを確認しましょう。
次にクラブは、ドライバーに固執せず、3Wやユーティリティ、あるいは5番アイアンなどミスしても曲がり幅が小さいクラブを使うのが賢明です。狙う方向もフェアウェイの真ん中ではなく、広いサイドです。たとえば右がOBなら左サイドのラフ方向でも構いません。ティーは低めにして、スイングは7割の力でスムーズに振る。目標は飛ばすではなくフェアウェイに運ぶことです。一気に流れを変えるのではなく、数ホールを使って、いつものペースに冷静に立て直す意識が重要です。
OBを連発したあとに必要なのは、技術の修正よりも“冷静さと仕切り直し”。
深呼吸でリズムを取り戻し、アドレスを正し、クラブ選びと狙いを安全寄りに変える。それだけで次のティーショットは格段に安定します。ミスを完全に防ぐことはできませんが、立て直す力は誰でも磨けます。OBのあとこそ、あなたのマネジメント力が試される場面です。
それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。
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