ドライバーを選ぶ際に注目すべきポイントとは?【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】
皆さん、ゴルフクラブを選ぶ際に気にするところって何ですか?
最近では、フィッティングを受けて買う方も増えていますので、細かいところまで気にせずにフィッターさんに任せる、という方も多いと思いますが、そもそもそのクラブメーカーを選ぶ際にどういった基準や選択するポイントで選んだのかを今一度確認してみるのはいかがでしょうか?
また、そういったことをメーカー側はどのように考えていて、どのような変化をさせているのか?などもこちらに書かせていただけますと嬉しいです。
メーカーやフィッターはどういった違いを見出して、お客様にオススメしているのか?
お客様側は、どういったことを気にしてクラブを選ぶべきなのか? その違いはどの程度なのか? を知ることで、より、的確にクラブが選べるようになると考えています。
それをクラブごとに述べていきましょう。
1.ドライバー
まずはドライバー。やはり飛距離性能で選びたい! という方が多いでしょう。
飛ぶドライバー探しをする際に、一番気にするポイントは何ですか?
メーカーのうたい文句は様々で、その中から、自分が欲しい!と思える商品を探すのはなかなか至難の業です。メーカー側としては、基本的には、改善ポイントしか書きませんし、また、それをハイライトして伝えようとしてきますので、どうしてもその部分に引っ張られてしまいます。
もちろん、そういった、うたい文句にビビッと来て、それを動機に購入に至るというのも良いでしょう。
ですが、実際に打ってみたら、その成果を十分に発揮できず、結局、また、買い直す、などという方も少なくないはずです。そうならないためにも、どういった部分をよーく見てから買うべきなのか? どういった部分を気にして、しっかりと試打などをして選んでいくべきなのか?
その部分を述べていきたいと思います。
スペックは前もって確認
まずは、基本的なお話なのですが、クラブというのは、大まかにヘッド、シャフト、グリップの3部品で構成されています。そのどの部分も重要で、クラブとして機能するためには、これらをしっかりと選んでいかなくてはなりません。
特にドライバーでは、ヘッドの部分にフォーカスされがちですが、クラブスペックとして考えて行かないと、ご自身で使いやすいものになるかどうか決まりません。
そのため、まずは、メーカーサイトなどで、クラブスペックがどうなっているかを確認してみましょう。
おそらく、長さ、バランス、シャフトの特性、グリップなどが書いてあると思います。
長さは、今まで使っているものとどう違うのか?を確認してきましょう~
今使っているドライバーより、長くなるのか?短くなるのか?そういったことを気にしてください。
純正シャフトとグリップもチェックしておく
続いて、シャフトの特性ですね! これはシャフト重量だったり、調子だったり、フレックスだったりするでしょう。シャフトは「純正シャフト」といっても、いまはたくさんありますよね! もしかしたら、重量やフレックスが選べる場合が多いでしょう。
それも、今まで使っていたものとどう違うのか? よ~く確認しておきましょう。
もちろんグリップも重要です。
メーカーはモデルごとに、そのモデルに合うようにしっかりとグリップを選択してきます。
バランスや総重量を目標値にするためには、グリップの重さなども重要になってきますので、グリップの重さなどが書いてあるとよりわかりやすいかもしれません。
もうこれだけでも、すごい情報量ですよね!
ヘッドの情報は多いほうがいい
その上で、まだ、ヘッドの情報が必要になってきます。ヘッドは、今までとどう違うのか?
最近では、大きさはあまり変化なく460㏄が多いと思いますが、違うモデルもあるでしょう。
そして、ヘッドの性能によって、球筋が大きく変わるとメーカー側は強く述べていることが多いので、そこをうまく読み取ることができるかで、自分の好みと合うかが判断できると思います。
実際には、ヘッドの場合には、実物を見るまではわかりませんが、どういった特徴があるのか? どういった狙いで作られているのか? そのあたりの情報が事前に頭に入れておいても良いかもしれません。
最近では、メーカーも、同モデルで3種類くらい出してくるのが通常です。
たいていは、「ロースピン系のヘッド」、「つかまり系のヘッド」、「上がりやすいヘッド」などが多いでしょうか。
ロースピン系のヘッドがやや小ぶりな場合が多く、つかまり系のヘッドはアップライトだったり、フェースがあまりオープンでなかったり、上がりやすいヘッドは、軽量だったりすることがあると考えています。
つまりは、選ぶ側がどういった目的でクラブを選ぶのか?を決めていくと、わりとそれなりに商品はそろっている、というのが実情です。
まずは、現状の自身の問題点を洗い出してみましょう。
例えば、飛ばない原因が、球が上がらない、ということであれば、球の上りやすいとうたっているクラブを選ぶことができます。
続いて、例えば、スライスしてしまう、ということであれば、つかまり系のモデルを選択していくのも良いでしょう
そういった悩みを解決できそうなスペックが標準スペックには少ない、ということであれば、カスタムをすることを念頭に、フィッティングを受けるというのが良いでしょう。
たいていのメーカーでは、カスタムスペックも豊富に用意されていますから、気に入ったメーカーでそれを受けるのが良いと思います。
一番大事にしてほしいのは?
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