ミズノのアイアンがアマチュア時代からの拠りどころに
ツアー屈指のショットメーカーとして知られるだけに、杉浦はアイアン系のクラブが多い。ツアー史上7人目のアマチュア優勝を果たした2023年の「ダンロップフェニックス」と、プロ初優勝(ツアー2勝目)を飾った2024年の「日本プロ」では「JPX 923 ツアー」(4I~PW)を使っていた。
しかし、今年の初陣となるPGAツアーの「ソニーオープン・イン・ハワイ」から、ニューモデルの軟鉄鍛造ハーフキャビティをバッグイン。それが、今大会でも活躍した「ミズノプロ S-3」(4I~PW)だ。もともと「クラブは替えないほう」という慎重派だが、このアイアンはファーストインプレッションから気に入って、1回のテストラウンドで投入を決めたという。
アマチュア時代から「MP」や「JPX」といった、ミズノの歴代アイアンを愛用した“ミズノ愛”が強い杉浦にとって、プレッシャーがかかる場面でも絶対的な信頼を寄せられるギアとなったに違いない。
使い慣れたギアで狙い通りの弾道! 杉浦がクラブをなかなか替えない理由とは?
前述したように、クラブをなかなか替えない杉浦にとって、アイアン型UT(#3)の「ミズノプロ フライハイ」、ウッド型UT(3U)の「ミズノプロ」、唯一となるFW(3W)の「ミズノプロ」はほぼ不動。そしてドライバーは、キャロウェイの2023年モデル「パラダイム ◇◇◇ S」(ロフト8.5度)を長く使う。なお、今大会の「ドライビングディスタンス」では、3ラウンド目で平均301ヤードを飛ばし、15位に入っている。
シャフトに関しても、使い慣れたモデルを入れる。アイアン&ウェッジには「ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー」が入り、ウッド系クラブには「スピーダー」シリーズが挿さる。しかも、ドライバーと3Wには「スピーダー エボリューション」シリーズ、ウッド型UTには「スピーダー TR ハイブリッド」というように、最新モデルとは一線を画す。使い慣れたギアはクセを知り尽くしているため、安心感につながる。
パターは、オデッセイの「Ai-ONE #5 CS」がエースだったが、テーラーメイドの大型マレット「スパイダー ツアーX センターシャフト」で今大会は勝った。
杉浦のスタッツを見ると、どこか一つの部門で順位を落とすことがなく、ウィークポイントが見つからない。そのバランスの良いプレースタイルを支えているのが、高い技術と使い慣れたギアだ。
「ACNチャンピオンシップ」のチャンピオンとなったことは、来シーズンのPGAツアー参戦をかけた同ツアーの2次予選会に向けて、後押しになるに違いない。
杉浦悠太の優勝セッティング
1W/パラダイム ◇◇◇ S(8.5度)
シャフト:スピーダー エボリューション7(X)
3W/ミズノプロ フェアウェイウッド(15度)
シャフト:スピーダー エボリューション6 FW
3UT/ミズノプロ ユーティリティ(19度)
シャフト:スピーダー TRハイブリッド
3UT/ミズノプロ フライハイ ユーティリティ 2019(19度)
シャフト:ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー
アイアン/ミズノプロS-3 (4I~PW)
シャフト:ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー
ウェッジ/ボーケイSM10(52度)、ボーケイSM10 ウェッジワークス(58度)
シャフト:ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー
パター/スパイダーツアーX センターシャフト
ボール/タイトリスト プロV1x




