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キャロウェイ「APEX UW」3代目はスコアメイクに役立つ! 高弾道で止まる球がラクラク打てた!

野村タケオのゴルフ実験室

2025/11/19 ゴルフサプリ編集部 野村タケオ

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。プロの使用率が高い「名器」と呼ばれるクラブがありますが、キャロウェイゴルフの「APEX UW」もそんな1本です。石川遼プロが書だしモデルをずっと愛用していたらしいのですが、その新作にチェンジしたのだとか。こういう話ってめちゃ興味が湧きますよね。ってことで、僕も早速お借りしてコースに持ち込んで試打してみました。

〈取材・文・写真提供 野村タケオ〉

3代目「APEX UW」は2代目とどこが変わった?

今回僕が試打したキャロウェイゴルフの「APEX UW」はフェアウェイウッドとユーティリティの良い部分(フェアウェイウッドは打ち出し角とスピン量、ユーティリティは操作性)を組み合わせたクラブです。2022年1月に初代、2023年中盤に2代目が発売され、今回が3代目ということになりますね。

テクノロジーとしては、まずフェースには「Ai APEX FACE」が導入されています。これは、ELYTEシリーズで登場したAi 10x FACEのAPEX UWバージョンとも言えるもの。コントロールポイントが従来のAI設計フェースよりも大幅に増えており、打点位置ごとに最適なスピン、打ち出し角へと補正してくれます。フォース素材は優れた強度を持ち、反発性能が高いことで知られるマレージング鋼C300をフェースカップ構造にて採用しています。

ソールは初代で好評だったステップ・ソールデザインが復活しています。このソールデザインは、芝との接触面積を減らし、フェアウェイはもとよりラフからでもスムーズな抜けを実現するものです。

ソール前方には、スクリューウェイト(5g)が搭載されELYTEシリーズのフェアウェイウッドで登場したタングステン・スピードウェーブも内蔵されています。ヘッド内で浮いたようなスタイルで搭載されているもので、これによりフェースのたわみを損なうことなく、トップに近いインパクトであってもしっかりとボールを高く遠くへ打ち出すことを可能にしています。また、この構造に加え、今回から採用されたカーボン製クラウンや長めのホーゼルとバランスを取りながら、最適な重量配分を追求しています。

構えてみるとウッド型UTとFWの中間に位置するような形状ながら、大きすぎずとても構えやすい。操作性もある程度あるような形状に感じながらも、少し丸めの形が安心感ももたらしてくれます。なかなか絶妙な形ですが、これはいまだにプロの使用率が高い初代モデルの形状を採用しているということです。

今回試打したクラブはロフト21度で、シャフトは「TENSEI BLACK SILVER 70 for Callaway」のSフレックスでした。シャフト重量は69.5gでトルク3.9の中調子。クラブ重量は約360gということです。

キャロウェイ「APEX UW」の3代目は初代型シェイプとパフォーマンスアップを約束する新機軸が融合!

フェアウェイウッドの打ち出し角とスピン量と、ユーティリティの操作性をジョイントさせたクラブとして登場。2022年に初代、...

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コースで打ってみましたが、まず構えた時にラインが出しやすいです。フェースが左を向いたりしていないので、引っかかりそうな感じもしないので、安心してターゲットに構えられます。

そして打ってみると、打感は少し柔らかめながらズシっとした手応えを感じます。打音はほんの少し高めな音が入りますが、悪くはない。弾く感じも少しだけありますね。

弾道はしっかりと高めになってくれます。自分で何かしなくても簡単に高弾道になりますね。つかまり性能はまあまあいい感じですが、つかまり過ぎることはなく、フェードヒッターの僕が打ってほぼ真っすぐの球になりました。スピン量は適度に入っているようで、グリーン上ではしっかりと止まってくれました。おそらく上級者であればかなり弾道のコントロールがしやすいクラブに仕上がっているんじゃないでしょうか。僕でも多少捕まえ気味の球や、軽いフェードというコントロールはできました。

フェアウェイではしっかりとソールが滑ってくれるので使いやすかったです。ラフからも打ちましたが、ヘッドがあまり大きくないこともあって、ラフでもしっかりと抜けてくれて問題なく打てました。打ち込むよりもどちらかというとフェアウェイウッドに近い感じで、スッと振ってやった方が上手く打てると思います。

飛距離的には、ぶっ飛びクラブではないですがなかなかのものだと思います。200ヤード弱のパー3のティショットでも使ってみましたが、ピンハイにしっかりと乗ってくれたので飛距離性能は高めだと感じました。この時の弾道もほぼストレートで、グリーン上でも着弾地点からランが2メートルちょっとという感じでした。この弾道が出てくれるとグリーンを狙うのには本当に使いやすいですね。

純正シャフトは重量もしっかりとあり、頼りなさはありません。中調子でオーソドックスなしなり感があり、結構使いやすかったです。このクラブはカチャカチャネックではなく接着なので、リシャフトするのはちょっと面倒ですが、このまま純正で使ってもいいんじゃないかと思いました。ただ、やっぱりカチャカチャの方が便利だな~とは思うのですが、ネックに重量を取られたくないので接着ネックになってるんでしょうね。

1ラウンド「APEX UW」を使ってみましたが、本当に使いやすいクラブだな~という感想です。操作性もある程度ありながら、普通に打っても高弾道でしっかりと止まる球が打てます。自分のバッグの中の他のクラブとの兼ね合いでしっかりとロフトを選んでやれば、かなり武器になるクラブだと思いました。本当に実戦向きでスコアメイクに役立ってくれるクラブという感じです。中級者から上級者までどのレベルでも使いやすいんじゃないでしょうか。これは僕もバッグに入れたくなるクラブでした。

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。

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