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左足下がりから150ヤード打つにはどっちが正解? 「体重配分は5:5」or「左足体重で打つ」【森山錬】

森山錬の新説 傾斜地レッスン

2025/11/19 ゴルフトゥデイ 編集部

傾斜地からのショットの中でもアマチュアが苦手にしている「左足下がり」。しかし、森山錬は体重配分に気をつければフラットなライより簡単に打てると教えてくれた。今回は「残り150ヤードの左足下がり」から打つ方法を教えてもらった。

左足下がりはダフリやトップなどあらゆるミスが出やすいライ。グリーンまでは150ヤード。しっかり距離を出さないといけない「左足下がり」の攻略法とは?

「ある程度の距離を打たないといけない傾斜地からのショットで最初に考えないといけないのはフェースを正しくセットすること。インパクトゾーンでフェースがスクエアに当たるようにセットしないと、どんな傾斜地でも上手く打つことはできません。左足下がりの場合はフラットなライに比べてロフトが立ちますが、それでOK! 『ボールを上げよう』としてロフトを寝かそうとしたら絶対にダフってしまいます」

レベルブローでもダフってしまう!

フェースをセットした後に考えるべきことは?

「アイアンショットの基本はダウンブローです。アッパーブローになった瞬間にダフってしまう。左足下がりの場合はアッパーブローはもちろん、レベルブローでもダフってしまいます。それはボールの手前のライが高くなっているからです。いつも以上にダウンブローの角度を大きくしないといけません」

アマチュアにとってダウンブローはハードルが高いが…。

「たしかにアベレージゴルファーだとダウンブローに打てない人も多いでしょう。でも、左足下がりのライはフラットなライよりダウンブローに打ちやすい。その理由は傾斜なりに構えただけで左足体重になるからです。左足体重のままスイングすれば、自然とダウンブローに打てます。1番ダメなのは左足下がりなのに両足の体重配分を5:5にしようとすることです」

傾斜に応じた左足体重にする。

1番手下げても150ヤード飛ばせる

さらに「左足下がり」ではミスのリスクを減らす番手選択ができる。

「アドレスしたときにロフトが立っていて、さらにダウンブローで打ち込んでいくので、クリーンヒットしたときにはかなり距離が出ます。だから、狙った距離を打つためには1番手下げてもOK。いつも150ヤードを8番アイアンで打っていた人なら、9番アイアンで届く可能性があります」

今まで難しいと思っていた左足下がりだが…。

「傾斜なりにフェースをセットして、傾斜なりに左足体重に構える。1番手小さいクラブでもいい。そう考えるとナイスショットが打てそうな気持ちになりませんか。その気持ちもすごく大切です」

森山錬
もりやま・れん/1993年6月3日生まれ。ジュニア時代から全国大会で優勝するなど活躍し、2018年には東京都アマチュア選手権でも優勝。2019年以降にレッスン活動をスタートして、2024年にFutako Golf Club(東京・世田谷区)をオープン。現在は同施設の代表としてレッスン活動を行っている。

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