ヤマハの「RMX DD」でドラコンプロが優勝してるって知ってた? この飛びは本物だ!
打った人は飛びと打感の良さに驚くというヤマハ「RMX DD」シリーズ。その飛びの秘密のいえば、カーボンフェースにある。すでにその飛びの虜になった人たちの話を聞いた。
知ってた? 「RMX DD」がすでにドラコンを制していた!
すでに購入したゴルファーから「ヤマハのイメージが変わった!」と言われるほどの飛距離性能をもつ、「RMX DD」。打てば、ヤマハ製のカーボンフェースドライバーの実力が必ずわかる。
その飛距離性能の高さを証明する出来事が起こった。
「RMX DD-1」がJPDAのドラコンを制したのだ。
ドラコンプロの柳井紗奈がJPDAドラコンツアー岩手大会 -65kg級で「RMX DD-1」とともに優勝した。
柳井プロとヤマハのドライバーとの出会いは前モデルの「RMX VD/M」から。今年の1月から 使い始めたのだという。
ドラコンプロは当然のことながら飛距離が命。最初の段階でいろんなシャフトとの相性を探り、現在使用のヴァンキッシュ3Sと巡り合った。持ち球はドローでシャフトは先が走るものが好みだという。さらに「RMX VD/M」に決めた時点で前のクラブでは度々起こっていたドローを狙っているのにスライス系の球が出てしまう❝逆球”がなくなった。
「つかまってくれて、それなのにつかまりすぎない。それがちょうどよくて 気に入りました」(柳井プロ)
それから「RMX VD/M」を手にした柳井プロは優勝を重ねていく。
しばらくするとヤマハからRMX「DD-1」が誕生。打った時は言われるまでフェースがカーボンと気づかなかったという。
「小ぶりなヘッドが好きなので『DD-1』一択でした。カーボンフェースのドライバーは初めてで。でもまったく違和感がなく、知らずに打っていました(笑)もともと球が高いのもありますが、一度打って、細かい調整をしてもらって。ロフト9度のヘッドを2度立てています。それがバッチリハマりました」」
そしてすぐに岩手大会で優勝を飾ることとなる。
実際に試合で使った印象は第一印象と変わらなかった。
「思った通りの球が出るので信頼しています。トウ側で当たったらドローめに、ヒール側で当たったらフェードめに。ドラコンでは飛距離ももちろんですが、方向性も非常に大切です。決められた範囲の中にボールが落ちないといけません。そこでも『DD-1』は飛んでいるうえに真ん中にボールが集まってくれるのです」(柳井プロ)
現在は「RMX VD/M」と併用しており、よりシビアなセッティングのときに「DD-1」を使っているのだという。
これからも「DD-1」とともにドラコンツアーを戦うと言う柳井プロ。今後の活躍から目が離せない! もちろん使用ドライバーは要チェックだ!
柳井紗奈(やない・さな)
382ヤードと女子の最長記録をもつJPDA所属のドラコンプロ。
身長156cm
ここにもRMX DDシリーズの飛びに魅了された二人が
ずっとヤマハドライバーはチェックし続けてきたというのはゴルフサプリでもおなじみ、ギアライターのT島氏
「買わなかったのはソールが赤い『VD59』あの年代だけ買っていないですね」
というだけにヤマハの飛びの歴史を一番知っているギアライターと言っても過言ではない。
田島基晴・ゴルフショップアドバイザー、ライター、ギアテスターなどゴルフにまつわる多くの仕事に従事。T島氏としても有名。
なぜそんなに好きなのか?
「ヘッドだけ買えるとか画期的なことをやってくれるし、‟機種変“がしやすい訳でそれで代々使ってきたというのもあります」(T島氏)
T島氏が「おっ」っと思ったのは「インプレス ドライブスター」から。
「カーボンフェースのドライバーといったら、海外の他社メーカーのイメージがあって、そのイメージで『ドライブスター』を打ってみたら打感といい、全然違ったわけですよ。フェースに乗り感もあって、そこで取材等の仕事とは別に自分で打ってみると『これ、飛んでいるよ』ということになりまして」(T島氏)
野倉大南・大蔵ゴルフスタジオの若きクラブフィッター。ゴルフサプリの連載でT島氏とともに登場中。
同時にヤマハのカーボンフェースの飛びに魅了された人がいる。ゴルフサプリの連載でT島氏とともに登場してくれている大蔵ゴルフの野倉フィッターだ。
「女子プロがFWが飛ぶ、と使っていた『VD』あたり、そのころから気になり出して。じつは僕くらいの年代でゴルフ歴が浅い人間になるとになるとシャフトがヘッドに接着されたドライバーをあまり打ったことがなくて。で『ドライブスター』を手に取って構えてみると何、この構えやすさ! と思いましてて。試打して飛ぶし、気に入って買ってしまいました」(野倉氏)
じつは彼の勤める大蔵ゴルフ、ヤマハのドライバーの取り扱いはない。それなのにそこのフィッターが買ってしまうのだから、性能のよさが伝わるだろう。
「理想的なスピン量でちょっとつかまるじゃないですか。これだったら普通にいける!となったわけです」(野倉氏)
ボールがフェースに乗って押し込める!このカーボンフェースは飛ぶ!
彼らを魅了しているのは、ヤマハのカーボンフェースの軽快な打感。
「この打感は好きですね!」と口をそろえて言う。
「この軟らかい打感が好きですね。ちょっとフェースに乗って弾く感じはないのに初速は出ているという。フェースに乗っている感じってヘッドスピードが速い人がより感じるものですが、ヘッドスピードが遅めの人でも、この乗り感が楽しめるのがいい」(T島氏)
「DD」はコースでも好結果! ヤマハのカーボンを知り尽くした2人の評価は?
「よく試打を室内で行って、データの数値を見るととてもいい。しかし実際、コースで打つと気持ちいい弾道で飛んでくれるのだけど、思ったよりも飛んでいないと言うことがよくあります。じつはそれが前回「ドライブスター」でもたまに起こっていました。おそらく屋外で打つ場合はスピン量が少し増えていて、弾道の飛び姿は美しいんだけど、ちょっと風を受けた瞬間に失速してしまっていたのではないかと思います。初速はいいけど、そのパワーが弾道の頂点を過ぎたあたり、惰性になった瞬間、風にもっていかれる」(T島氏)
そして今回の「DD」だがテスト済みのT島氏は……。
「今回の『RMX DD』はそれがない! ですから絶賛です! お、行ってる! 行ってる!と思ったら、落下地点に行っても飛んでいるのです!」(T島氏)
飛んだ! と思ったら本当に飛んでいる。そして「ドライブスター」よりフェース面上でボールが滑らなくなっている。打感もより爽快になった。
同じヤマハのカーボンファンのT島氏のそんな声を聞くと野倉氏も黙ってはいられない。今回、試打室で初めて打ってみた。
「『RMX DD-1』を1球打った瞬間から、明らかに違うというのがわかりました。もう、すぐにこれいいじゃん、となりましたね。いい意味でヤマハらしくない外ブラっぽい顔でしっかりとつかまってくれる。打感もむしろチタン寄りになり、イメージするカーボンっぽさはない。そして球が重くなりましたね。『ドライブスター』で『もうちょっと』と思ったところがちゃんと改善されています。飛びますね!」(野倉氏)
第一印象からかなりの好評価だ。
「『DD-1』と『DD-2』の違いは、『DD-1』のほうが当たった時、芯で打っている感じがしますね。『DD-2』はやさしいからか打感がより軟らかく感じる。そしてより曲がらないというか、弾道の補正能力が高い。2モデルともトウ側のミスに強く、『先に当たったのにそんなに飛ぶ?』と驚きました。フェースで滑っている感じがしないからスピンも少ない。低スピン感もあります。これなら向かい風でも飛距離が落ちないでしょう」(野倉氏)
「RMX DD」の飛びのポテンシャルを堪能したふたりはもうすでに、より飛ばすにはどうチューンしようかと考え出している。
「『DD-1』だったら10.5度、『DD-2』だったら9度ですかね。どっちもMOI大きくて曲がらない。フェードを打つなら『DD-2』でもいい。純正シャフトのできがよく、すごく打ちやすいので純正でもいいです」(T島氏)
「クセがないヘッドだからシャフトは意外となんでも合いそうです。『DD-2』の9度にしっかりめのシャフトを入れて叩いていっても面白そうですね」(野倉氏)
ちなみに今回のモデルからシャフトのカチャカチャ部分、スリーブが変わっているのだが、ヤマハでは無料交換キャンペーンを実施中。旧RMXのシャフトでも使える嬉しいキャンペーンだ。
ヤマハのカーボンフェースの飛びにいち早く気づいた2人の妄想は止まらない。みなさんも早く気づいて、体感すべきだ。