ティショットで大きく曲げて「フォア~!」とボールは林のほうへ……。
林間コースをラウンドしたときは、必ず一度は訪れてしまうピンチの場面。

「林に入ったらピン方向の狭い所よりも、たとえ真横だとしても広いほうに打ちましょう……。それは正解で大前提として、確率が高いほうを狙ってください」(内海プロ)

いやいや内海プロ、それでは聞いたことあるし、見たことありすぎてためになりません!と思う読者がいるはずですよ!

「では、今回は少しだけレベルが高いお話をしましょう。林に入ったら高い球だと枝に当たる可能性があるので低い球が打ちやすい5番アイアンなどを選びましょう……、これも林からの脱出でよく言われるセオリー的なレッスンです。しかし、ゴルフの中継を見ればわかりますが、プロが林の中からロングアイアン握っている姿を見たことありますか? ないですよね? 僕も握りません!」(内海プロ)

確かに、プロがそうやっている姿を見たことないかも。

「では、林の中から何を選ぶか? 答えはピッチングウェッジです。なぜか? ピッチング以下の番手で低い球を打つと、確実に林から脱出できるうえに、なおかつ、フェアウェイに止められるからです」(内海プロ)

7番くらいを選んで林から打っても、そんなショットを練習したことがないか、林から脱出できたはいいがオーバーして反対側のラフまで行ってしまう。さらにはそれを嫌がって加減しすぎてしまうとザックリになってしまう。こんな経験をした人も少なくはないだろう。ユーティリティのソールがすべりそうだと思って、使ったら上に上がりすぎて枝に当たったとかなどなど。

「だから確実にミートできる短い番手で、スピンの利いた低い球をしっかりと打つのがいいのです。そうすると「打ちすぎた」と思っても意外に飛びすぎずフェアウェイに止まってくれます。ピッチングでかなりロフト角を立てながら、なおかつダンブローで打つ。球数を気にしなくてもいい、インドアの練習場ならでこそ、それをマスターする練習もいいんじゃないかな、と思います」(内海プロ)

ウェッジで低い球を打つポイントは右足の前といってもいいくらい右足にかなり置いてロフトを立てて打つこと、だという。

「上手く打てたら『めっちゃ低い』と思うでしょう。それこそ、低い球を打つ練習をしていなかった証拠です。簡単そうに見えて結構難しいですよ。完全に右足前にボールをセットして、もうイメージ的には、真上からクラブを入れる感じです」(内海プロ)

「これができるようになると、例えば残り 100ヤードで木と木の隙間がちょうどピン方向にあります。『じゃあそこを7番でライナーで狙ってみよう』とか応用も効くようになります。絶対にインパクトで緩めないで、しっかりと打っていきましょう」(内海プロ)