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【都玲華のセッティング】パーオン率&サンドセーブ率の高さを支える“相棒”を手に、ルーキーイヤーでシード権を獲得
昨年のステップ・アップ・ツアーでアマチュア優勝を果たした都玲華が、その大会と同じコース(エリエールGC松山/愛媛県)で開催された「大王製紙エリエールレディス」で来季のシード権を手に入れた。都のクラブセッティングを振り返り!
撮影/高木昭彦(ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン)
ヘッド&シャフトのゴールデンコンビでプラス20Y
来シーズンのシード入りをかけたファイナルバトルとなる「大王製紙エリエールレディス」を終えて、初シードを手に入れた選手は10人。そのうち3人はルーキーで、“ダイヤモンド世代”の都玲華がこの大会で26位タイに入り、メルセデス・ランキング50位とギリギリでシード権を確定させた。今大会のものではないが(ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン)、彼女のクラブセッティングを見ていこう。
ドライバーは「スリクソン ZXi」(9度)のヘッドとシャフト「ツアーAD FI」(5・S)のコンビだ。シーズン途中にこのヘッド&シャフトへチェンジしてから、高さを抑えた強い弾道になり飛距離が20Yくらい伸びたとニュースになった。本人にとってドンピシャの“黄金スペック”と言える。今大会のスタッツを見ると、ドライビングディスタンスがトータルで平均251.25Yをマークした。
これだけは手放せないスプーン&クリーク
その下のクラブを見ると、FWが3本とUTが2本という、今どき女子プロの代表的なセット。しかし、よく見ると3W(15度)と5W(18度)は、2020年モデル(2019年発売)の初代「ゼクシオX」というこだわりが見られた。学生時代から愛用しているモデルで、ゼクシオならではの爽快で品のいい高音や打感がお気に入りで離れられない。
このモデルはもはや在庫切れ(廃盤)でなかなか見つからないため、自身で中古ショップを探して回るほど。女子プロというと最新モデルを積極的に投入するイメージがあるが、その中でも「手放せないクラブ、譲れない1本」が入っている選手が少なくないのも興味深いところだ。
そして、21度の7W(スリクソン ZXi)も含めて、ドライバーとFWはシャフトを「ツアーAD FI」で統一。ウッド系クラブの振り感をそろえて、ロングゲームを攻略している。
新旧の「5」をミックスしたアイアンでグリーンをキャッチ
アイアンは「スリクソン ZX5 MkⅡ」(6I、7I)と「スリクソン ZXi5」(8I~PW)と新旧モデルのコンビネーションセットにしている。というのも、6Iと7Iを新しいほうのモデルで打つとペラっとした球が出てしまいがちなので、その2番手は前作のヘッドにしつつやわらかめ(フレックスR)のシャフトを挿すとかみ合ったようだ。
女子ツアーのスタッツではパーオン率が71.7%で20位、そして、シードを決めた「エリエール杯」のスタッツではトータルのパーオンが58/72で53人中4位タイと、ショットメーカーぶりをいかんなく発揮。アイアンのコンボ作戦が功を奏したのかもしれない。
高いサンドセーブ率に貢献するウェッジ
女子ツアーのサンドセーブ率で6位(51.6%)とランク上位につけているが、これはガードバンカーから“砂イチ”で上がる確率のほうが高いことを示している。使うウェッジはクリーブランドの「RTZ ツアーラック」で、フォーメーションは48度、54度、58度の3本。以前は52度を入れていたが、今年から54度に替えてショートゲームが一段と安定した。
ビビッドなピンクのカラーが目立つパターは、海外のツアーでも話題を呼んでいる“ゼロトルク系”をリードするL.A.B.GOLFの「OZ.1i」。ヘッドの座りが良くて、ショートパットではラインさえしっかり読めればほぼ外さないというほど信頼を寄せている。
シード選手として迎える来シーズン、どんなクラブを使って強豪たちに挑むのか、プロ初優勝をつかめるのか、注目が集まる。
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