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【鈴木愛 優勝セッティング】飛んで曲がらないドライバーとここぞで頼れるパターで、3度目の国内メジャーチャンプに!

2025/12/02 ゴルフサプリ編集部

女子ツアーのシーズン最終戦「ツアーチャンピオンシップ リコーカップ」(宮崎CC/宮崎県)は、鈴木愛がプレーオフを制して9年ぶりに公式競技でV。さっそくクラブセッティングをチェック!

写真/高木昭彦(ミヤギテレビ杯)

ドライバーの飛距離は4日間トータルで平均254.25ヤード

今シーズンの鈴木は、8月の「ニトリレディス」に続いて「リコーカップ」で2勝目を挙げて、ツアー通算22勝目、国内メジャー3勝目をマークした。その結果「メルセデス・ランキング」は6位にジャンプアップ。14本のクラブは契約するピンで統一している。

ドライバーは前回優勝時(ニトリレディス)と同じ「G440 LST」(9度)。鈴木は以前からピンの純正シャフトを使うことで知られていて、ドライバーには「ALTA JCB」(S)を挿している(45.5インチ)。LST系のヘッド、長さ、純正シャフトとそのスペックなどは、ここ数年の“鉄板”といっていい。
今シーズンの「ドライビングディスタンス」のランキングは43位(239.47ヤード)と、女子ツアーの中では飛ばし屋のイメージはないが「リコーカップ」のスタッツを見ると、4日間トータルで平均254.25ヤードを飛ばして6位に。優勝争いをした岩井千怜の飛距離をわずかに上回るほどだ。
さらに、4日間トータルの「FWキープ」では36/56で2位。ドライバーが好調だったことも、優勝のポイントといって間違いない。

FW&UTも純正シャフトを挿している

FW&UTのセッティングについて、3W(15度)は「G440 LST」、5W(19度)は「G440 MAX」、4U(23度)と5U(26度)は「G440 ハイブリッド」と、ニューモデルが並ぶ。しかも4本とも、シャフトは純正の「ALTA CB」のフレックスR。UTを含めたウッド系クラブの振り感をそろえて、ロングゲームを攻略している。

アイアンはツアー系のブレード型でありながら、操作性と寛容性を持ち合わせてスコアを求めやすい「ブループリント S」(6I~PW)。
そして、今シーズンのスタッツで「リカバリー率」が3位(69.5%)と、強みのアプローチを支えるウェッジは「s159」だ。50・54・58度の3本セットで、50度と54度はスタンダードなSグラインド、58度は硬い地面でもボールをクリーンに拾いやすいBグラインドをチョイスしている。

“頼みの綱”の大型マレットが大仕事をした

ドライバー、FW&UT、アイアン、ウェッジは、前回に優勝したときと変わらない“不動のセッティング”と言っていい。唯一、違っていたのがパター。ハーフマレットの「スコッツデール DS72」から、大型マレットの「G Le2 ECHO」というピンク色のレディスモデルにスイッチしていた。

実は9月から、自己ワーストとなる5試合連続予選落ちを喫することに。女子ツアーきってのパット名人も「どうしようもなく調子が悪いときに最終手段として使う」という、このパターに頼ることを決断。それが10月半ば(富士通レディース)のことだった。
試合会場の宮崎CCは目があるコーライ芝のグリーンであり、V争いのプレッシャーがかかる状況では、安心感があってやさしい大型マレットが心強い味方に。「リコーカップ」では、4日間トータルの平均パット数で2位(26.25)につけるなど、明らかな結果を出した。そして、今シーズンの「平均パット数」を見ると「1ラウンド当たり」では1位、「パーオンホール」では3位と、パットの達人の面目躍如を果たす。

シーズン最終戦でチャンピオンになった鈴木は、生涯獲得賞金がツアー史上6人目となる11億円をクリアした。目標とする「35歳までに通算30勝(永久シード)」に向けて、来シーズンも邁進する。

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