特に禁止されていない限り、ティアップOKが一般的

ボールがOBになったときに使えるプレーイング4(前進4打)。文字通り、前方に設けられた特設ティから4打目としてプレーできるルールで、アマチュアゴルファーの中には「1ラウンドで2~3回お世話になっている」という人もいるのではないでしょうか。

基本的に特設ティの設置場所は、1打罰を加えた3打目のティショットがナイスショットだったときの想定落下地点辺り。パー4の場合は、ピンまで100〜150ヤード、パー5の場合は200〜250ヤードといったところでしょうか。パー4なら上手くいけばダボ、パー5では第4打次第では、ボギー以内で収まる可能性も出てきます。

さて、そのときよく問題になるのが、ボールを打つときティアップをしてもいいかどうかということ。パー5のホールなら、ドライバーで狙える距離が残ることもあるので、その場合はティアップが必要になってきますよね。

実際はどうなのか? ゴルファーの中には、「プレーイング4の特設ティは、ティアップOK」と信じて疑わない人がいる一方、特設ティから打つたびに「ティアップしてもいいんだよね?」と確かめる人もいます。

これに関しては、正式なゴルフルールとしては決まっていません。そもそもルールブックには、プレーイング4なる言葉も出てこないのです。

というのも、これはローカルルールだからです。つまり、ゴルフ場が勝手に(というと語弊があるかもしれませんが…)決めているルールなのです。

それが証拠に、同じ特設ティでも、ゴルフ場によっては、「OBゾーンに入ったら、必ず特設ティから第4打目を打ってください」と“マエ4”を強制しているところがあれば、「前方特設ティから第4打目としてプレーできますよ」という表現にとどめ、「もう一度ティショットを打ちたければ打ってもいい」と再びショットをすることを容認しているところもあります。

同様に、ティアップをしてもいいかどうかに関しても、実はゴルフ場によって決まりがあります。ただ、そのことをローカルルールとして公表しているところはほとんどありません。そして、特に明確な表示がなければ、「ティアップOK」というのが暗黙の了解のようになっています。

だから、プレイベートなラウンドであれば、特にそのことが話題にならない限り、ティアップOKでプレーをしてもいいでしょう。

ひとつ気を付けておきたいのは、コンペのとき。コンペでは、そのコンペならではの様々なローカルルールが採用されることが多いので、事前に確認しておきましょう。また、アナタ自身がコンペの主催者側になった場合は、このことを明確にしておいたほうがいいでしょう。

文・真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。