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ピンまで140ヤードのつま先下がり、どの番手でどこを狙う? パーを逃さない選択は?

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2025/12/04 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

ピンまで残り140ヤード。本来であれば8番アイアンでしっかりパーオンを狙いたい距離ですが、今回はつま先下がりという厄介なライ。アマチュアゴルファーにとって、つま先下がりは当たらない、方向性が出ないなどミスをしやすいシチュエーションです。私自身も、このライで無理をした結果大きく右に外したり、ダフって手前のバンカーに入れたりと、多くの失敗を経験してきました。今回は、ピンまで140ヤードのつま先下がりという状況で、どの番手が安全で、どこを狙えばパーを取りやすいかを説明させていただきます。

ダフリやトップのミスが出やすいつま先下がりから狙った距離を打つのは難しい

先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「前のミドルホールの2打目がピンまで残り140ヤードのつま先下がりだった。残り140ヤードだからいつも通り8番でフルショットしたら、ボールに上手く当たらず、ダフッてしまった。どう打てばよかったのかな?」と聞かれました。
私は「つま先下がりの傾斜でフルショットは無理があるかな。6番とか7番でコンパクトに打つ方が良かったかもね」と答えました。
さらに、ゴルフ友達から「つま先下がりはなぜ難しいの?」と聞かれました。私は「つま先下がりはボールが自分の足元よりも低い位置にあるから、バランスを崩しやすい。さらに、クラブをインから入れようとすると、ボールに当たる前に斜面に当たってダフッてしまう」と答えました。

みなさんは、つま先下がりのライは得意ですか? 左足下がりとともにアマチュアゴルファーにとって難しいライです。バランスを崩しやすいし、クラブがボールに届かず、ダフリやトップのミスが出やすいです。また、アウトサイドからクラブを入れないと上手く打てないことやフェースが開きやすいことで、スライスになりやすいことも特徴です。今回はピンまで残り140ヤードのつま先下がりのライからどの番手でどこを狙うかを説明させていただきます

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残り140ヤードだからと言って、いつも通りに8番アイアンでフルショットをするのは避けた方がいいです。番手を上げてコンパクトに打つのがオススメです。
1番手上げて7番アイアンのスリークオーターや、傾斜がきつければ6番アイアンのハーフショットも選択肢になります。番手を上げてスイング幅を抑えることで上下左右のブレが減り、クラブがボールに届きやすい自然な軌道を描けます。
また、このライはボールが右に出やすいので、ロフトの少ない番手でやや低めの強いショットを打った方が右への曲がり幅を抑えられます。結果的に、ミスの幅を最小限にしながら残り140ヤードのグリーンを狙うなら、いつもより番手を上げてコンパクトに振るという選択が、最も再現性が高く、安全性の高い番手選びになります。

グリーンの狙いはどこ?

つま先下がりのライからはボールが右に出やすいです。ピン位置がグリーンの右側なのにピン狙いで打つとほぼグリーンの右ラフに外してしまいます。ですので、ピン位置にかかわらず、グリーンの左側を狙うのがセオリーです。グリーンの左サイドを狙っておけば、多少右に出てもグリーンに残りやすく、大きなケガをしづらくなります。また、グリーン周りにハザードが多い場合やアプローチを寄せやすいエリアが少ない場合にはレイアップすることも選択肢になります。つま先下がりのライからなので番手を上げてコンパクトに打ってもアマチュアゴルファーですので狙ったところにはなかなか打てません。
グリーン周りのOBにワンペナ、難しいバンカーが配置されている場合で、つま先下がりのライで素振りをしても良いイメージが持てない場合には勇気を持ってレイアップを選択しボギー狙いに切り替えましょう。OBやワンペナに打ってしまえばもちろんですが、難しいバンカーに入れてしまうと、ダボ以上になる可能性が高くなります。

つま先下がりの140ヤードは、技術で完璧に打つよりミスをマネジメントすることがスコアに直結します。ボールが足元より低い位置にあることでダフリやトップが増え、右に出やすく距離も落ちやすいです。だからこそ、番手を上げてコンパクトに振り、狙いはピンではなくグリーン左サイド。この組み合わせが、アマチュアゴルファーでもミスを減らし、最もパーが取りやすい安全な戦略ですよ。

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。

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