ヘッドスピード60m/sより50m/sのほうがスコアが良くなる!? HSと平均スコアの意外な関係
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
ヘッドスピードが60m/sと50m/sではどちらの方がスコアが良いと思いますか?私の経験では60m/sよりも50m/sの方が平均スコアは良かったです。60m/sで万振りしているとさすがにショットがコントロールできずスコアをロスしていました。でも、60m/sの最速のヘッドスピードが出せるからこそ、8割スイングでヘッドスピード50m/sが出せることを忘れないでくださいね。
ヘッドスピードが60m/sと50m/sではどちらの方がスコアが良い?
先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「ヘッドスピードが60m/sだった時期と今の50m/s前後だとどちらがスコアが良いの?」と聞かれました。私は「意外化もしれないけど、今の方が平均スコアは良い」と答えました。さらに、ゴルフ友達から「なぜ平均スコアが良いの?」と聞かれました。私は「ヘッドスピードが60m/sの時期はドライバーは基本万振りだから、曲がればすぐにOBや林の中でスコアをロスしていたかな」と答えました。
みなさんは、ヘッドスピードが60m/sと50m/sのどちらが良いスコアでラウンドできると思いますか?調子の良い時のベストスコアはそれほど変わりませんが、ヘッドスピードが60m/sの頃はショットをコントロールするのが難しく、曲がるとすぐにOBや1ペナでスコアをロスしいてしまうので、平均スコアは悪くなりがちだと思います。もちろんヘッドスピード60m/sでショットのコントロールができるようになれば、その方が平均スコアは良くなると思いますよ。
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過去の平均スコアを振り返ると?
まずは、私の過去の平均スコアを振り返ってみます。ヘッドスピードアップに初めてチャレンジしたのが2020年です。ドライバーの調子が良かった日に初の70台を出すことができました。でも70台でラウンドできたのはこの1ラウンドだけで、平均スコアは89.2回でした。2021年も引き続き速いヘッドスピードを維持していたのですが、70台でラウンドできたのは1ラウンドだけで、平均スコアは90.7回でした。平均スコアだけを見たら、ヘッドスピードアップに取り組む前の2019年よりも悪くなってしまいました。
ヘッドスピードアップではなく8割スイングで飛距離と方向性の両立を目指すことにシフトしたのが2022年からです。マン振りすることなくヘッドスピードを落としたことでショットのコントロールができるようになり、平均スコアは87.4回に改善しました。2022年は70台のラウンドも5回に増加しています。2023年も70台のラウンドが4回で、平均スコアはさらに改善し86.8回になりました。2024年は平均スコアが88.0回と悪化していますが、これは平均パット数の悪化によるものです。結果的に、ヘッドスピードが60m/sの時期よりも、ヘッドスピードが50m/sの時期の方が平均スコアは良かったということになります。
なぜヘッドスピード60m/sの方がスコアが悪いの?
では、ヘッドスピードが50m/sよりも60m/sの方が悪くなったかを説明させていただきます。主な理由はOBや1ペナでスコアをロスしているためです。2020年にはOBと1ペナで1ラウンド平均で1.6回、2021年は1.8回のスコアをロスしていました。
しかし、ヘッドスピードが50m/sで落ち着いた2022年は1.3回、2023年は1.2回、2024年は1.0回に改善しています。ドライバーの飛距離が300ヤードと250ヤードでは曲がった時の曲がり幅が違います。300ヤードの時はOBになっていたものが、250ヤードだとラフで止まることもあります。OBや1ペナでスコアをロスするとラウンド中のメンタルにも影響するので、そのマイナス要素を減らすこともできます。また、ヘッドスピードが60m/sの時期は基本マン振りですので、ヘッドスピードの誤差も大きくなります。ドライバーが飛ばないだけならまだOKですが、アイアンショットが飛びすぎたり、縦距離が合わずにグリーンオーバーしてしまうこともよくありました。OBや1ペナにはカウントされないスコアロスも多かったと記憶しています。ヘッドスピード60m/sでショットのコントロールができるように練習できれば問題はなかったのですが、さすがにアマチュアゴルファーにとってはハードルが高いですよね。
ただ、ヘッドスピードを60m/sに上げること自体に意味がないとは決して思っていません。もともとヘッドスピードの最速値を上げて、8割スイングでコントロールしながら飛距離を伸ばすことが目標でした。ヘッドスピードを60m/sに上げなければ、8割スイングでヘッドスピード50m/sを実現することはできませんからね。ヘッドスピードの最速値が50m/sだと、8割スイングのヘッドスピードは40m/sとアマチュアゴルファーの平均並みですからね。
それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。
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