1. TOP メニュー
  2. ゴルフギアにお悩み
  3. PXG「ライトニング」FW&UTは“飛ばす”より“スコアを作る”クラブだった

PXG「ライトニング」FW&UTは“飛ばす”より“スコアを作る”クラブだった

ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情/第222回

2025/12/19 ゴルフサプリ編集部 T島

PXGといえばドライバーのインパクトが強いブランドだが、実は“本当に評価が高いのはFWとUT”。
ゴルフギアライター・T島氏が長年バッグに入れ続けてきた理由は、飛距離性能よりもスコアを作るための寛容性と構えやすさにあった。ロフトバリエーションの豊富さ、ミスヒットへの強さ、そして新作「LIGHTNING」で進化したソール形状。大蔵スタジオのフィッター・野倉氏との対話を通じて見えてきたのは、「FW・UT選びでゴルフが変わる」という、シンプルだが本質的な答えだった。

安定して評価が高いPXGのFWとUT

T島 PXGの「ライトニング」のドライバーについては先週お話ししましたが、T島的にPXGのクラブで安定して高評価なのがフェアウェイウッド(FW)とユーティリティ(UT)なんです。
野倉 T島さん、ずっと使っていましたよね。まず、どういう点が高評価だったのでしょうか?
T島 まず寛容性が高いこと、構えやすいこと、そしてロフトバリエーションが多いことですね。FWとUTという2つのジャンルって、正直“ぶっ飛び”の要素はそこまで必要ないんですよ。
野倉 ポジションを狙うクラブですからね。
T島 そうなんです。ドライバーもポジションを狙いますが、クラブが短くなるほど、その精度が求められますよね。アプローチやパターと同じで、飛距離以上に“しっかりキャリーが出る”ことが重要になります。
野倉 グリーンを狙うクラブですから、止められる球が必要になりますね。
T島 その通りです。PXGのFWやUTは、飛距離よりもスコアを作る目的で作られている印象が強くて、だからこそ長く愛用していました。
野倉 重心深度が深く、慣性モーメントも大きくて、ボールが上がりやすくミスヒットに強い、ということですね。
T島 そうです。大ヒットしているピンのクラブと、コンセプトはかなり近いと感じています。

PXG新作「ライトニング」はこれまでと何が違う? 3モデル試打で見えたニューモデルの本質

PXGの新ウッドシリーズ「ライトニング」がついに登場。これまで“曲がらないブランド”として評価の高かったPXGだが、今回は初...

あわせて読みたい

ロフトバリエーションとソールの進化が“現場力”を高める

FWには11番が追加。

野倉 PXGのFWとUTはミスヒットに強い、ボールが上がりやすい、ロフトバリエーションが多い、可変スリーブ。このあたりが特徴ですね。
T島 完璧です。低スピンでぶっ飛ぶタイプではありませんが、十分な飛距離性能はありますし、FW・UTでは慣性モーメントは最大級。ロフトが豊富なのでセットで揃えやすく、可変スリーブのおかげでフィッティングもしやすいんです。
野倉 以前からPXGはロフト展開が豊富でしたが、ライトニングではFWに11W、UTには34度が追加されました。
T島 素晴らしいですね。ショートウッド普及委員会としては絶賛したいですし、UT34度はシニアや女性ゴルファーの福音になると思います。
野倉 フィッター目線では、FW・UTともにソール形状がレールっぽく進化して、ダフリのミスに強くなった点も評価しています。
T島 これはかなり効いていますね。バウンス効果に近い感覚で、現場力が本当に高いです。

UTには34度が追加、ソールの中央のレールが特徴。

FWとUTの違い、FPが選び方のカギ

T島 FWとUTをどう組み合わせるか、というのも楽しい悩みですよね。FWの方がフェースプログレッション(FP)が大きく、シャフト軸よりフェースが前にあります。
野倉 UTの方がフェースが後ろ、いわゆるグース形状ですね。
T島 そうです。FWはボールが上がりやすく引っかかりにくい。UTはつかまりやすく、やや低めの球になります。UTの選び方は、FWっぽく打ちたいのか、アイアンっぽく打ちたいのかでFPがすごく重要になります。
野倉 PXGのライトニングUTはFPが絶妙なので、ウッド型UTが好きな方なら違和感は少ないと思います。
T島 UTの構え方が分からないという方は、FP値が自分の感覚とズレている可能性がありますね。
野倉 フィッティングでも“構えやすさ”は非常に重要です。PXGを知らなくても、試打してそのままPXGを選ばれる方は本当に多いですよ。
T島 それは面白いですね。知っていると「高いんでしょ?」って聞かれそうですが(笑)。
野倉 価格をお伝えすると「予算内だ!」と安心されることも多いです。

ミニドライバーとの組み合わせも面白い

左が「ライトニング」FW、右が「ライトニング ツアー」FW。

T島 FWやUTは同じモデルで揃えた方が、形状的にも違和感がなくておすすめです。
野倉 ちなみにライトニングのFWにはツアーモデルもあります。3Wと5Wのみですが。
T島 重心深度が浅めでハードヒッター向けなので、あまり興味はなかったですが……打感は意外と良かったですね。
野倉 ちなみにT島さん、私や金子、市川代表、全員のバッグに入っているPXGのクラブがあるんですよ。
T島 あれは良いですよね。絶対に左に行かない。
野倉 そう、PXGのミニドライバーです。
T島 ミニドライバーとライトニングの組み合わせは、かなり面白いと思います。
野倉 ということで、ドライバーに続いてライトニングFW・UTの評価も高いT島さんでした。
T島 意外と、ではなく……良いものは良い、というだけの話です。

PXGのミニドライバー「シークレットウエポン」と組み合わせるのも面白い。

飛距離の数値だけ見てない? クラブ選びが劇的に変わる“計測器との付き合い方”

弾道計測器が低価格化し、誰でもスイングデータを取れる時代。しかし「数字だけを追う練習」はむしろ遠回りになることもあり...

あわせて読みたい

「UPPARウェッジ」を使うとアプローチが上手くなるって本当? ダグ三瓶が手掛けた"純国産”ウェッジの性能を編集部員がコースで体験

ゴルフサプリの連載でもお馴染みの、ダグ三瓶氏が、これまでの経験とスキルを生かし、日本のゴルファーのためのウェッジ、「U...

あわせて読みたい

「僕は非力だからR」では間違い!! クラブスペックを選ぶ際の検討すべき範囲とは?

ドライバーのスペック選び。自分にはこんなクラブが合っているはず、それって何を基に考えましたか? ひょっとしたら思い込...

あわせて読みたい

T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。

大蔵ゴルフスタジオ

上記動画はT島氏が特派員ブログを勤めている東京都世田谷にあります大蔵ゴルフスタジオの説明。大蔵ゴルフスタジオ世田谷のクラブフィッティングの流れを説明しています。

取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
https://www.ogs-p.jp/



ゴルフライターT島が切り込む!フィッティングショップだから分かるゴルフギア最新事情

第221回(前回)へ

シリーズ一覧へ