「優勝は必須。その先にメジャーがある」佐藤心結が描く2026年シーズンへの青写真
ーー来季、2026シーズンはどんな目標を立てているのですか?
佐藤 やっぱり優勝することが目標です。特に国内メジャーで優勝に焦点を置いています。今シーズンの目標もそうだったのですが、まず世界ランキングを上げたいです。そのためにも、優勝は必須ですし、そうして世界ランキングを75位以上にしたいですね。
※現在は158位(2025年12月20日現在)
ーーその目標に向けて、オフシーズンはどのように過ごす予定ですか?
佐藤 今シーズンはオフの練習でラウンド数を増やしたことが結果につながったと感じているので、このオフシーズンもできるだけラウンドを重ねて、実践的な練習を増やしたいです。
それと体づくりです。今年は体重が減ってしまって、過去一くらい落ちた時期がありました。シーズンが長い中で最後まで戦うには、体力とフィジカルが本当に大事だと感じたので、もう少し体をがっちりさせていきたいです。ゴルフに結びつくトレーニングをしっかりやっていこうと思っています。
ーー体重はどのくらい減ったのですか?
佐藤 一番減った時は3kgくらいで、秋頃でした。食欲がなかったわけではないのですが、エネルギーの消費量に対して摂取量が追いついていなかったのかなと思います。頑張って食べてはいたのですが、それでも足りていなかったですね。体重が落ちる前に対策できていればよかったなと思います。
ショット自体への影響は大きく感じなかったのですが、ベスト体重から3kg落ちていたので、飛距離には多少影響があったかもしれませんし、体力的にも疲れやすくなった部分はあったと思います。
ーー技術面で、来季に向けて特に伸ばしたいところはどこでしょう?
佐藤 一番磨きたいのはショットです。今年はショットのスタッツがあまり良かったとは言えないので、そこはしっかり練習をして精度を高めていきたいと思っています。
それから、特に伸ばしたいのがアプローチとパターです。ここは自分なりに工夫して、バリエーションや打ち方をいろいろ試していきたいですね。アプローチは、遊びながら練習する感覚で、引き出しを一つでも多く増やしていけたらいいなと思っています。
アメリカで戦うことを考えると、日本以上にアプローチのバリエーションは重要になると思っています。その準備を今のうちからしておきたいですね。
ーー今季、米女子ツアーで結果を出している山下美夢有選手は「国内での経験が生きている」と話していました。佐藤選手はどう感じていますか?
佐藤 他の選手のプレーを見て学べることは、本当にたくさんあります。ジュニアの頃はそこまで意識していなかったのですが、プロになってからは、他の選手のスイングやプレーをよく見るようになりました。
試合の中でトッププロと一緒にラウンドする機会もありますし、練習を見られる場面もあります。そういう時に「どうやって打っているんだろう」とか、「こんな打ち方があったんだ」と考えることがすごく増えました。真似できるところは真似しますし、本当は直接聞いて教えてもらうのが一番いいのかもしれませんが、ラウンドしながら学べることも多いです。
そういう引き出しを今のうちから作っておくことが、将来アメリカで戦う時にも生きてくるんじゃないかなと思っています。
優勝、そして国内メジャー制覇。さらに世界ランキングを押し上げ、その先にある海外への挑戦権の獲得。
佐藤心結の言葉からは、2026年シーズンを明確に見据えた強い意志と、そのために何を積み重ねるべきかという冷静な自己分析が伝わってくる。ショットの精度を向上し、アプローチの引き出しを増やし、体力面でも万全の準備に取り組むオフシーズン。
次のシーズン、佐藤がどんな進化を見せてくれるのか。その一打、一打から目が離せない。




