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”左足グイッ”でインパクト! アイアンに飛距離アップは左足立ちドリルが絶対オススメ!

オジサンだって、まだまだ飛ばしたい!【人気コーチ・大西翔太のFW&UTアイアンの飛距離アップレッスン!】

2025/12/29 ゴルフサプリ編集部

ドライバーだけでなくフェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンもしっかり飛ばしたい! そんなシニア世代のゴルファーたちに大西翔太コーチが飛ばしのコツをアドバイスするシリーズ。第19回は体重移動ができないために飛ばないと悩むゴルファーへの解決策をレクチャーしてもらおう。

構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/船橋カントリークラブ

右足を後ろに引いて全体重を左足に乗せた超クローズスタンスに構える

先日あるシニア世代のゴルファーから、「体重を左足に乗せてインパクトすることが大事なのはちゃんと理解している。だけど、どうしても体重移動がうまくできない。あまり意識しなくてもできるようになる方法は何かない?」というご相談を受けました。

体重がちゃんと左足に乗らないと右足荷重となり、腰が引けてカラダの左半身が早く開いてしまいます。グリップの位置が右モモの前のハンドレート型のインパクトになってボールが飛ばないのです。

ダウンスイングからインパクトにかけて体重が左足に乗ってこないのは、下半身リードの動きができていないためです。上体の力が強いから下半身が振り回されて、上と下の動きのバランスが取れないわけです。

上体が力むために切り返しで腕から振り下ろしてしまう。左足に体重を乗せようとしても上体に力が入って前に突っ込む。そんな悪循環に陥ってませんか?

体重が右足に残るとカラダが早く開いてしまう(左)。体重を左足に乗せようとして上体が突っ込むのもNG(右)。
体重が右足に残るとカラダが早く開いてしまう(左)。体重を左足に乗せようとして上体が突っ込むのもNG(右)。

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そこで今回は左足体重でインパクトする感覚がすぐにつかめる練習ドリルを紹介したいと思います。

通常のアドレスを作ったら、右足を後ろに引いてツマ先立ちになります。体重の10割近くを左足に乗せた超クローズスタンスです。

実際にボールを打ちますが、最初のうちはフルスイングでなくても構いません。振り幅や力感を8割くらいに抑えたコンパクトスイングでOKです。

スクエアに構えた体勢から右足を後ろに引いてツマ先立つ。左足だけで立つ体勢だ。
スクエアに構えた体勢から右足を後ろに引いてツマ先立つ。左足だけで立つ体勢だ。

左足に圧をかけておけば下半身リードで打てる。これでぶ厚いインパクトが作れる

左足だけで立つ感じでアドレスし、左足軸でスイングしますから体重移動は考えなくていいです。超クローズスタンスに構えることでバックスイング時に上体がスムーズに回転しやすく、体重が少し右に移動する感覚が自然に生じますが、カラダのバランスをしっかり保つためにも左足を踏ん張らせおきましょう。

左足を踏ん張っておけば上体の余分な力が抜けてきて、ダウンスイングでは左足リードで振り下ろす感覚が自然につかめます。結果的にハンドファーストの体勢でボールをとられられますし、左足に圧がしっかりかかる分だけインパクトがぶ厚くなるのです。

上体と下半身の動きのバランスが整い、クラブヘッドの重力とか遠心力を活かしやすくなり、パワー効率が向上してキャリーがグングン伸びます。

通常のショットでも軽くクローズスタンスに構えて、左足軸のイメージでスイングするといいでしょう。

左足片足立ちドリルはアイアンショットの基本のチェックや、調子がよくないときのスイング修正法としても大きく役立ちます。

ラウンド中もショット前に左足片足立ちの素振りを数回繰り返せば、ナイスショットの確率がアップします。効果がとても大きい万能ドリルですから絶対にオススメです。

バックスイングで体重が少し右に移動する感覚が生じてもいいが、左足でしっかり踏ん張っておく。
バックスイングで体重が少し右に移動する感覚が生じてもいいが、左足でしっかり踏ん張っておく。
左足に圧をかけておけば自然に左足リードで振り下ろせるし、ぶ厚いハンドファーストインパクトが作れる。
左足に圧をかけておけば自然に左足リードで振り下ろせるし、ぶ厚いハンドファーストインパクトが作れる。
左足が下半身の動きのバランスを整える役目を果たし、クラブヘッドの遠心力を最大限に引き出せる。
左足が下半身の動きのバランスを整える役目を果たし、クラブヘッドの遠心力を最大限に引き出せる。
大西翔太

大西翔太
おおにし・しょうた
1992年6月20日生まれ、千葉県出身。水城高校ゴルフ部を経てティーチングプロの道に進む。日本プロゴルフ協会公認A級の資格を取得。現在はジュニアゴルファーの育成に尽力する一方、青木瀬令奈のコーチ兼キャディをつとめる。メンタルやフィジカルの知識も豊富で、安田祐香のメンタルコーチとしても24年の初優勝、25年の2勝目に貢献。

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