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なぜ50ヤードだけ寄らない? シングル目前で気づいたアプローチの落とし穴

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2026/01/05 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

50ヤード前後のアプローチになると、なぜか急に距離感が合わなくなる。58度のウェッジで打つとボールは高く上がるものの、ショートしたりオーバーしたりで結果が安定しない。そんな経験があるアマチュアゴルファーは多いのではないでしょうか? 実は50ヤードは、フルショットでも転がしでもない、再現性を作りにくい距離です。今回は50ヤードのアプローチが安定しない理由、安定させるための打ち方や練習方法、実戦でのクラブ選択を説明させいていただきます。

なぜ50ヤードは「同じつもり」で打っても結果が変わるのか?

先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「50ヤード前後のアプローチを58度を使ってピッチショットを打つと、出玉の高さも安定しないし、キャリーとランの割合も不安定で、結果的にイメージ通りに寄らない。なぜ安定しないの?」と聞かれました。
私は「私も良くミスする距離だよ。フルショットでも転がしでもないから再現性を高めるのがなかなか難しい」と答えました。ゴルフ友達から「シングルさんでもそうなの?どういう練習をしたらいいの?」とさらに聞かれました。
私は「58度で50ヤードだと、キャリーで45ヤード前後かな。このキャリーを打つとしたら、振り幅はバックスイングが10時でフォローが3時、ボール位置はスタンス中央に固定。後は同じリズムで5球打ってボールの高さとキャリーが揃っているか確認するようにしている。」と答えました。

みなさんは、50ヤードのアプローチを安定的に寄せられていますか? 私はラウンドでもなかなか寄せられない苦手な距離ですね。50ヤード前後のアプローチが不安定になりやすい最大の理由は、この距離がフルショットでも転がしでもない中間距離だからです。フルショットなら振り切ることで再現性を作れますが、50ヤードでは振り幅を調整する必要があり、その時点で毎回のスイングが微妙に変わります。特に58度のウェッジを使うと、高く上げて止めたいという意識が働きやすく、無意識にフェースを開いてロフトを増やしたり、インパクトで力加減を変えたりしてしまいます。その結果、同じつもりで打っても出球の高さが揃わず、キャリーとランの割合が毎回変わります。今回は50ヤードのアプローチを安定させる方法を説明させていただきます。

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58度で50ヤードを安定させるコツは「距離を作らない」こと

58度で50ヤードを安定させたいなら、まずキャリーで50ヤードを打ち切ろうという考え方を捨てる必要があります。距離を合わせにいこうとするほど、振り幅やヘッドスピードを調整しようとしてしまい、結果として毎回違うインパクトになります。安定させるための第一歩は、距離よりも出球の高さを一定にすることです。高さが揃えば初速も揃い、結果として距離のブレが小さくなります。そのためには、ボールを無理に上げようとせず、ロフトを増やさない意識が重要です。振り幅は時計で言えば9時から10時程度に固定し、フィニッシュも大きく振り切らず、同じリズムで振ることが重要です。距離は合わせにいくものではなく、同じ動きを繰り返した結果として揃うものと考えることで、58°でも50ヤードの再現性は確実に上がってきます。

練習場では、いきなり50ヤードを打とうとするのではなく、基準作りから始めるのが効果的です。まず58度で振り幅を固定し、この振り幅でどれくらいのキャリーが出るのかを把握します。目安はキャリー40から45ヤード。この距離を安定して打てるようになることが、50ヤード攻略の土台になります。
距離表示がない練習場では、キャリーよりも出球の高さが毎回揃っているかをチェックしてください。高さが安定していれば、実戦ではランで距離を調整できます。また、トップした時やダフった時に、どれくらい距離がズレるのかを把握しておくのも重要です。ミスの傾向を知っておくことで、コースでの判断が早くなります。50ヤードを直接作ろうとせず、再現できるキャリーを1つ作ることが、安定への近道です。

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50ヤードで58度を使うべきか?判断基準は「止める必要があるか」

では、実戦のラウンドでは50ヤードは必ず58度で打つのが正解だと思いますか? 私は58度に自信がある方はそれが正解だと思います。ただ、58度でまだ上手く打てないなら使うシチュエーションを限定し、それ以外は52度や54度で打つのも選択肢と考えています。
実戦で58度を使うべきかどうかを判断する基準は、距離そのものではなく、止める必要があるかどうかです。例えば、ピンがグリーン手前に切られていて、手前にバンカーや池がある状況では、キャリーが足りなければ即ハザードになります。この場合、52度や54度でランを計算しようとすると、キャリーを出そうとして強く打ち、結果的に奥へオーバーするリスクが高くなります。58度なら、ランを短めに設定して高さでハザードを越えられるため、越えなければいけない場所を安全にクリアできます。

また、グリーンが硬く、落ちてからどれだけ転がるか読みにくい日も58度の出番です。ランを使う設計そのものが不安定になるため、キャリー多めでラン少なめの方が結果がまとまりやすくなります。さらに、グリーンを外すと寄せが難しいショートサイドや、奥がOBや池といった場面では、寄せワン狙いより確実にグリーンに乗せることが最優先です。こうした外してはいけない状況では、58度の高さがスコアを守ってくれます。

以上のような止めるシチュエーションでなければ、52度や54度を選択した方がスコアを守りやすいと考えられます。理由はシンプルで、52度や54度は58度よりも高さとランのバランスが取りやすく、ミスの許容幅が広いからです。58度ほどボールは上がりませんが、少しの打点ズレや入射角の違いがあっても距離のブレが大きくなりにくいのが特徴です。58度は高さを出せる反面、ミスした時の距離差が大きくなります。
また、迷っている時はスイングにも迷いが入りやすく、結果としてインパクトが緩んだり、力んだりしがちです。そんな状況で繊細な58度を選ぶよりも、ある程度おおらかに打てる52度や54度を持つ方が、再現性は高まります。

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。

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