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「TGX SERIES」が開幕! 世界初のハイブリッドeスポーツ型プロゴルフツアー
アメリカ発の最先端シミュレーター「FULL SWINGインドアシミュレーター」を使用した世界初のハイブリッド・ゴルフリーグ「TGX SERIES」が9日、東京・文京区のIMMシアターで開幕。この日は4チームが対戦し、優勝は北海道・東北ノーザンアイスだった。その記念すべき開幕戦の模様をレポートする。(写真/©TGX SERIES)
インドアで音楽とゴルフが融合した新たなエンターテインメント
軽快な音楽が鳴り響き、スポットライトで選手が照らされた空間は、ゴルフの試合というよりもライブハウスのよう。
その雰囲気の中で行われた開幕戦のカードは東京スターズ(河本結、臼井麗華、菅沼菜々)と大阪ノイズ(金田久美子、安田祐香、尾関彩美悠)でした。
ひとつの試合は5ホールで争われ、最初の3ホールがマッチプレー。4、5ホール目はチームによるオルタネートボール戦で、3ホールを先取したチームの勝利となります。
記念すべきTGX最初のティショットを打ったのは“レイチェル”こと東京の臼井で、見事にフェアウェイを捉えると大声援を浴びていました。
対する大阪の安田祐香も負けずに圧巻のプレーを見せます
残り167ヤードの2打目をグリーンにキャリーさせると右からの下り傾斜に見事に乗せて「OKバーディ」を奪い、1ホール目は大阪が先取します。
“レイチェル”が歴史的ティショットを打ち、安田祐香が圧巻のプレーを見せる
2ホール目は東京の菅沼菜々が取り、3ホール目は東京の河本結と大阪の金田久美子のキャプテン対決となりました。
河本はティショットの前に「お客さんと一体になりたかった」と両手を高々と上げて手拍子を求めるなど、普段のトーナメントではあり得ないシチュエーションに会場は大盛り上がりです。
このホールは両者ともボギーで引き分け。ポイントは1対1でチーム戦に移り、2ホールをいずれもパーでしのいだ東京が勝利しました。
第2試合は北海道・東北ノーザンアイス(岩田寛、小平智、木戸愛)が中部ガーディアンズ(小木曽喬、與語優奈、清本美波)を3―0で下しました。
4チームがトーナメントで対決して、各大会の優勝を決める
TGX SERIESは各日4チームがトーナメント方式で対戦し、勝者同士による決勝戦と3位決定戦も同じ日に行われます。
各日の順位による獲得ポイントは優勝で4。2位が3で、3位は2。4位は1となり、シーズンの合計で優勝を争います。
決勝戦の舞台はミュアフィールドビレッジ
FULL SWINGは実在のコースを“プレー”することができます。
3位決定戦と決勝戦の舞台は、シリーズに参画する松山英樹が2014年の「メモリアル」でPGAツアー初優勝を挙げたミュアフィールドビレッジとなりました。
3人のマッチプレーのみの対戦で行われた3位決定戦は安田と尾関が連勝した大阪が、キャプテンの金田の登場を待たずして2-0で勝利。
5ホールマッチの決勝戦は1ホール目で東京の臼井と北海道・東北の岩田がともにパーで引き分け
2ホール目は北海道・東北のティショット、2打目ともバンカーだったものの、絶妙なバンカーショットでOKパー。
東京の菅沼は林からの2打目が枝に当たるという、リアルなミスが出たこともあって、小平が勝利します。
3ホール目、東京の河本のティショットは飛びすぎてクリークに入るという想定外のミスが出ました。
これを見てクラブをフェアウェイウッドに持ち替えた北海道・東北の木戸のティショットは右ラフへ。ここからの2打目をクリークに落としてしまいます。
共に1打罰で河本の3打目はグリーンオン。木戸の4打目はオーバー。
木戸は次も乗せられず、パーパットをOKに寄せてボギーでしのいだ河本が勝利します。
プレーオフとなった決勝戦でウィニングショットを放ったのは
チーム戦となった4ホール目はパー5。
岩田と臼井の2打目は揃って池をぎりぎりで回避してアプローチ勝負に。
ここが3打目を菅沼が寄せてOKバーディとした東京が取ります。
5ホール目のパー5は3打目で小平が絶妙のアプローチを披露した北海道・東北が取り、2-2で規定の5ホールを終えたため、勝負は3人全員によるニアピン対決でのプレーオフに持ち込まれました。
150ヤードの勝負は東京の1番手、臼井が「8番アイアンでいつもは143ヤードなのが160ぐらい飛んじゃって…」グリーンオンオーバー
北海道・東北は木戸が右に外しました。
2人目は東京の菅沼が右6メートルにオン
北海道・東北は岩田が左15メートルに乗せて、勝負は3人目に。
東京の河本は右カラー。
北海道・東北は小平が「会場がめちゃくちゃアウェイに感じます」と言いながら9番アイアンで放ったショットが奥から戻って4メートルにつけ、最後の最後でニアピンを獲得して北海道・東北の優勝を決めました。
5ホール目とプレーオフで続けてウィニングショットを決めた小平は「シミュレーションゴルフは何度かやったことがありましたし、プレーオフは最後に打って、他の人のデータを見られたのがよかったかな。こういう大会が増えて、出たいと思う選手が増えればプロのモチベーションも上がるでしょうし、そうなってほしいですね」と今後の発展を期待するコメント。
敗れた東京の河本も「新しいゴルフの形と言うことで楽しめました。普段のトーナメントは遠くてなかなか行けない、という方でも気軽にゴルフを楽しんでもらえれば」と新たなゴルフの楽しみ方ができたことでファン拡大になれば、と話していました。
約700人収容の会場の入場者数は603人。天候に左右されず、通常のトーナメントのようにショット毎に移動する必要のないこれまでとは違うゴルフを満喫していました。
(取材・文/森伊知郎)