ドライバーを安定させるティーの高さの基準と微調整の幅
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
寒い日はティーをちょっと高めにしてキャリー不足を補うこともある
ティーアップを基本より3〜5mm高くすると効果が出やすいのは、キャリーをしっかり出したい場面です。フォローの風や池越え、谷越えなど、キャリー不足がそのままトラブルにつながる状況では、高さ調整が有効になります。ティーを少し高くすることで、自然にアッパーブローが入りやすくなり、初速が出てキャリーを安定させやすくなります。
また、寒い日や身体が回らずボールが低くなりがちな日にも、高めのティーは助けになります。無理に振らなくても打ち出し角を補正できるため、力みを抑えながら飛距離を確保しやすいからです。ただし注意したいのは、高くしすぎないこと。ティーが高すぎるとフェース上寄りに当たりやすくなり、左へのミスや吹き上がりが増える原因になります。あくまで調整幅は+3〜5mmまでです。飛ばすための工夫ではなく、最低限のキャリーを安定させるための微調整と考えることが、スコアを守る使い方です。
逆に、ティーアップを3〜5mm低くするのが有効なのは、ボールを抑えたい場面です。強いアゲンストでは、打ち出しが高いほどボールが失速しやすく、上がって飛ばないドライバーになりがちです。ティーを少し下げるだけで打ち出し角が抑えられ、前に強いボールが出やすくなります。左右がOBで狭いホールや、左へのミスが続いている日も低めのティーが効果的です。高いティーに比べて入射角がニュートラルに近づき、ボールが暴れにくくなるため、方向性を優先したい場面では理にかなった選択になります。ただし、低くしすぎると打ち込みが強くなり、スピン量が増えて飛距離を大きくロスします。ここでも重要なのは微調整です。−3〜5mmの範囲に抑えることで、スイングを変えずに球質だけをコントロールできます。
ティーの高さを変えすぎると起こるデメリットは?
ドライバーのティーアップは、変えれば変えるほど効果が出るわけではありません。特に3〜5mmを超えて大きく高さを変えることには、はっきりしたデメリットがあります。
一つ目は、インパクト位置が大きくズレてしまうこと。ドライバーはフェース上下10mm違うだけで、打ち出し角やスピン量、初速が別物になります。3〜5mmの調整は微調整ですが、それ以上になるとフェース上部や下部に当たりやすくなり、飛距離ロスや方向性の乱れが一気に増えます。
二つ目は、アドレス時の見え方が変わりすぎること。高すぎればすくい打ちになりやすく、低すぎれば上から当てにいく意識が強くなる。こうした違和感は、無意識にスイングを崩す原因になります。三つ目は、ミスの原因が分からなくなること。高さを大きく変えた状態でミスが出ると、原因の切り分けができず、判断がブレやすくなります。だからこそ、高さ調整は±3〜5mmまでに留めることが重要なのです。試しに、練習場でいつもよりティーの高さを1㎝変えて打ってみてください。いつも通りのショットを打つのが難しいことを実感できると思います。
それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。
ピンまで140ヤードのつま先下がり、どの番手でどこを狙う? パーを逃さない選択は?
ピンまで残り140ヤード。本来であれば8番アイアンでしっかりパーオンを狙いたい距離ですが、今回はつま先下がりという厄介な...
「またOB!?」から立ち直る! 次のティーショットをフェアウェイに戻すコツ
ラウンド中にティーショットでOBを連発してしまうと、自信もリズムも一気に崩れてしまいます。「次こそは曲げたくない!」と...