ピンまで残り160ヤードのつま先上がりのライからどう攻める?
先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「前のミドルホールのセカンドショットがピンまで残り160ヤード、ライは傾斜が強めのつま先上がりだった。ピンはグリーン左サイド、グリーン左はOB。ピンの少し右を狙って打ったら、フックが強くて、左のOB。どう狙うのが正解だと思う?」と聞かれました。
私は「右サイドはラフだけどアプローチは打てそうだった。グリーンの左のOBが絶対NGで、右サイドなら外れてもOK。安全に攻めるならグリーン右端から右ラフ狙いかな」と答えました。ゴルフ友達から「シチュエーション的にボギーオン狙いが正解なの?」とさらに聞かれました。私は「フックがかかってパーオンできればラッキーかな。左のOBだけは絶対避けるマネジメント。OBを打ってしまうとダボ以上がほぼ確定してしまうからね」と答えました。
みなさんは、ピンまで残り160ヤードのつま先上がりのライからセカンドショットをどう攻めますか? 私はメンバーになっている宍戸ヒルズの西コース4番のミドルホールでほぼこのシチュエーションに遭遇します。フェアウェイ左サイドの250ヤードからグリーンまでが池なので、ティーショットで保険をかけて右サイドに打つとつま先上がりの傾斜で残り160~170ヤードになります。何度もひっかけて池ポチャしてきました。今回はその経験を踏まえて、このシチュエーションでのマネジメントの考え方を説明させていただきます。
つま先上がりと左OBのシチュエーションが危険な理由は?
ピンまで160ヤード、ライは強めのつま先上がり。さらにピンはグリーン左、そしてその左がOB。この条件がそろった時点で、このショットはチャンスを作る場面ではなく、スコアを壊さないことを最優先すべき場面だと考える必要があります。つま先上がりではボールが体に近くなり、アドレス時点でフェースが被りやすくなります。加えて、スイング軌道はインサイドアウトになりやすく、意識していなくても自然とフック回転が入ります。傾斜が強くなるほど体のバランスも取りづらく、打点はトゥ寄りになりやすいため、フックの度合いはさらに強調されがちです。問題は、このフックの曲がり幅が毎回同じにならないことです。ほんの少し捕まり過ぎただけで、ボールは一気に左へ出てしまいます。そこに左OBという条件が重なると、ミスの許容幅はほぼゼロです。つまりこの状況は、ナイスショットの再現性を信じる場面ではなく、ミスを前提に大事故にならない選択を取るべきシチュエーションです。
この条件でまず避けたいのが、ピンを基準に狙いを組み立てることです。フックする前提で少し右を向く、上手くいけばピンに寄るという考え方は、一見すると上級者っぽく聞こえますが、実際にはフックの度合いを完全にコントロールできないアマチュアゴルファーにとっては非常に危険です。
次にNGなのが、左OBを怖がるあまりフェースを開いて構えることです。傾斜で前傾姿勢が保ちづらい状況でフェース操作を加えると、トップや薄い当たりが出やすく、距離が合わなくなります。さらに、捕まえにいく動きと開いたフェースが混ざることで、結局フックが出るという最悪の結果にもつながります。また、いつもの番手でフルショットを選ぶ判断も危険です。つま先上がりでは下半身が使いづらく、手だけで振る形になりやすいため、フルスイングほどフック回転が強く出ます。当たればグリーンに乗る距離という発想自体が、この場面では左OBを引き寄せる思考だと理解しておくべきです。
どう攻めるのが正解?
この状況での正解は、できるだけシンプルに考えることです。狙うのはピンではなく、グリーン右端から右ラフでもOK。目安としては、ピンから10〜15ヤード右を明確にイメージします。右サイドが安全であれば、フックが弱くてそのまま右に出ても問題なく、逆にフックが入ってもピン方向に戻る余地があります。番手選びは、フラットで160ヤードを打つ番手より1番手上が基本です。例えば通常6番で160ヤードなら5番を持ち、振り幅は7〜8割に抑えます。これにより、フルショットによる強いフックを防ぎつつ、傾斜によるミート率低下で距離が足りなくなるリスクも軽減できます。許容できるミスは、右ショート、右ラフ、右奥です。いずれもアプローチで十分にリカバリー可能で、パーやボギーが見える位置です。この場面で大切なのはピンに乗せることではなく、左に行く可能性を完全に消すことです。右に外す前提で攻める判断することが、結果的に一番スコアを守ってくれます。
それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。




