タイトリスト「プロV1x レフトダッシュ」2026年モデル発表! しっかり打感好きでもっと飛ばしたいなら、これしかない!?
プロV1ファミリーの“第3のボール”がさらに進化、しっかりした打感と飛びを両立
2025年12月、タイトリストのゴルフボール「プロV1x レフトダッシュ」2026年モデルの発表会が開催された。会場には幡地隆寛、阿久津未来也、下家秀琉が登場し、パターからウェッジ、アイアン、ドライバーまで幅広い番手で試打を実施。第2世代となる新モデルは、新配合ハイスピードコアを採用し、より高い初速と非常に低スピンのロングゲーム性能を実現したという。プロV1ファミリーの中で独自の立ち位置を持つこのボールは、どんなゴルファーにフィットするのか。プロのリアルな声からその特性を探る。
「プロV1x レフトダッシュ」は知る人ぞ知る「飛びの選択肢」だった
「 プロV1x レフトダッシュ(以下LD)」は、プロV1ファミリーの第3のボールとしてラインナップに加わった。ドライバーでのスピン量を抑えたいゴルファーを主なターゲットとし、「プロV1」や「プロV1x」とは異なる低スピン設計と、よりしっかりした打感を特長として開発されたモデルだ。
タイトリストの調査では、「プロV1」または「プロV1x」を使用した経験がありながら、「プロV1x レフトダッシュ」の存在を知らなかったゴルファーが約3割、「どのようなボールかわからない」と答えた人も約3割にのぼったという。認知が十分に広がっていない一方で、実際の使用者からは「ドライバーの飛距離」(5割強)、「飛距離とコントロールのバランス」(5割)、「しっかりした打感」(約4割)が高く評価されており、性能面での満足度は高い。
今回発表された2026年2月6日発売の2026年モデルは、その2代目にあたり、より明確に“しっかりした打感を備え、低スピンで飛ばせるプロV1ファミリーの第3のボールとしてのキャラクターを磨き上げたモデルとなったのだろうか。
2026年モデルの「プロV1x LD」は、新配合のハイスピードコアを採用した4ピースのハイグラデュエイト構造を継承。これにより、より速いボールスピードによる飛距離性能の向上が図られている。ディンプル数は348個で、2024年モデルの328個から変更された。開発段階では328個だと飛距離が出すぎたため、弾道の最適化を目的に348個へ調整されたという。ディンプルパターン自体は「プロV1x」と同じ設計だ。
タイトリストが定義するプレーヤーベネフィットは、高い弾道、非常に低スピンのロングゲーム、ツアーレベルのショートゲームスピン、そしてしっかりした打感。ロングゲームでは高打ち出し・低スピンによって前に強く伸びる弾道が得られ、飛距離におけるアドバンテージが期待できる。一方でショートゲームでは、他のプロV1ファミリー同様のスピン性能を維持しており、単なる”打感の違うプロV1x”ではない点がこのボールの大きな特徴となっている。
では、プロV1ファミリーを使用する幡地隆寛(プロV1x LD使用)、阿久津未来也(プロV1x使用)、下家秀琉(プロV1使用)のインプレッションを見てみよう。
新しい「プロV1x LD」はしっかり打感に”食いつき感”が加わった
パターとアプローチでのフィーリングについて、幡地隆寛は、2024年モデルとの比較でその進化をこう表現する。「24年モデルの硬さを100とすると、26年モデルは100を超えている。試合で使うボールの中で一番しっかりした打感です」。しかし、そこにネガティブな要素はない。「しっかりしているんですけど、インパクトの時の食いつきは良くなった。弾き感がありつつ、より食いつき感が強くなったので打球感はより良くなりました」と、相反する要素の両立を高く評価した。
食いつき感=やわらかい感触、というふうに取られると思うが、タイトリストの開発チームは、「プロV1x LD」はしっかりした打感を好むプレーヤー向けに作られており、「やわらかさを感じる要素はない」と言い切っているという。幡地も打感自体はしっかりしているが、感触としては”フェースに載っている時間が長い”と言う。これは「ウェッジに関わらず、ドライバーやアイアンにおいても同様」とのこと。
阿久津未来也は60度のウェッジで50ヤード前後のアプローチで試打し、「打球音は『カツッ』というしっかりした印象だが、打ち出しの高さやスピードはプロV1xとほぼ変わらず、スピンもしっかりかかる」とコメント。フィーリングの違いが打球音から感じられるものの、距離感の合わせやすさは変わらないという。
下家秀琉はフィーリングを擬音で表現。「プロV1x LDは“カーン”というで、普段使っているプロV1は“ニュッ”という感触。グリーンでのボールの止まり方はどちらもほぼ同じですね」と表現。打感のキャラクターは異なるが、ショートゲームでの信頼性は「プロV1」「プロV1x」と同様に高い評価だった。
「飛ばしたいアマチュアゴルファーにこそオススメしたい」
続いて、ドライバーとアイアンにおける「飛び」の検証だ。
幡地は「スピン量はプロV1xよりはプロV1x LDのほうが少しだけ少なくなりますね。ただ、高さは十分なので結果的にボールはグリーンできっちり止まります。
もともとスピンも高さも十分ではあるのですが、それらが新しいプロV1x LDはより良くなったという印象です。だから、フォーカスしていたのは打感、フィーリングといった部分で、そこに関してはボールがフェースに乗る感触が強くなったので、すぐに新しいプロV1x LDに変えられると思えました。この感触は、そのまま打球のコントロールのしやすさに通じるので、ショット精度が上がります。それから、気温の高い時期はスイングスピードも速くなるし、ボールも温まっているので、打感もやわらかくなるのですが、プロV1x LDは”打っている感”のあるしっかりした打感を保ってくれます。だから、1年を通じて見るとプロV1x LDが良いですね」と、実戦でのメリットを強調した。
阿久津は具体的な数値の変化に言及。「プロV1xに比べてスピン量が400〜600回転くらい減り、打ち出しも1、2度低くなる」としながらも、「打ち出されたボールを見ると、意外と球は上がるな、という印象なのですが、数値的には低スピンで高さを抑えて前に行くボールが打てているんですよね」と評価。「プロが100人打っても打感がしっかりしていると感じるはず。そこを求めている選手やアマチュアには特におすすめ」と太鼓判を押す。
また「ドライバーに関して言うと、高さは出るけど飛ばない、というアマチュアゴルファーにプロV1x LDを使っていただいたら『高さを抑えて前に行くボール』が打てると思います。オススメです」
普段「プロV1」を使用する下家も、「球質が強く、めくれる感じがあった。飛距離はしっかり出ているので、飛距離を求めているアマチュアの方にはとても良い」と、その直進性と飛びの性能を評価。
3選手が共通して語ったのは、「 プロV1x LD」特有のしっかりした打感と、低スピン性能と直進性の高さによる飛距離性能だ。さらに、単に高初速・低スピンであるだけでなく、しっかり打感の中に”食いつき感”が共存していることで、コントロール性能も向上している。 「ドライバーのスピンを減らしたい」「しっかりした打応えが欲しい」というゴルファーにとって、このボールは最強の武器になりそうだ。まだ試したことのない人は、この“第3の選択肢”を、ぜひ一度体験してみてはどうだろうか。
3人のプロのトラックマンによる計測結果まとめ
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