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そのパター、合っていないのかも? パット上達は「パターのネック選び」がカギです!

パットの上達こそ、スコアアップの近道!【人気コーチ・大西翔太のパットが驚くほど入るようになるレッスン!】名手・青木瀬令奈のパットテクニックも随時公開!

2026/01/19 ゴルフサプリ編集部

女子ツアーNo1のパットの名手で知られる青木瀬令奈の専属コーチをつとめる大西翔太コーチがパット上達のコツをレッスンする新シリーズ。第1回はパターの選び方について解説しよう。「使っているパターで〝入る入らない〟の結果が大きく変わってくるんですよ」と大西コーチ。パターの性能を理解し、自分に合ったパターを選べばどんどん上達するという。

構成/三代 崇 写真/小林 司 協力/千葉カントリークラブ野田コース

パットにあまり自信のない人は、マレット型のグースネックタイプのパターがオススメ!

フェースがシャフトより後方にあるパターは打点のミスをカバーしてくれる

こんにちは、ツアープロコーチの大西翔太です。今回からはパットのレッスンを展開していきたいと思います。年齢とともにドライバーやアイアンの飛距離が落ちてきたな~と思っているシニア世代のゴルファーの皆さん、飛ばしの回帰を追求するのも大いに結構ですが、パットのレベルアップにもつとめましょう。

ボクは青木瀬令奈プロのコーチとして10年目を迎えますが、カラダが小さくてドライバーが飛ばない青木プロの一番の武器はアプローチとパットです。特にパットは何度も平均パット数1位に輝いています。「パット・イズ・マネー」という言葉があるように、パットがうまいプレーヤーは勝負強い。だから何度も勝てるのです。パットなら体力や筋力なんていりません。上達のコツさえつかめばベストスコア達成も十分可能です。

青木プロのパットテクニックにも随時触れるとして、最初にアマチュアの皆さんに知っていただきたいのは「パターの種類」と「パターの選び方」です。あなたがもし3パット病を克服できないままでパットに自信がないとしたら、使っているパターをもう一度見直してください。

たとえば、この3本のパターは全部マレット型で右からA、B、Cとしましょう。性能はそれぞれ違っていてAとBはクランクネックパター、Cはセンターシャフトのパターです。クランクネックとはシャフトの延長よりもフェースが後ろ側(自分から見て右側)の形状をいいますが、Aはシャフト軸とフェースがほぼ真っすぐに見えるのに対して、Bはフェース面がシャフト軸よりもだいぶ後ろです。アイアンのヘッドでいえばAはストレートネック、Bはグースネックのタイプです。

一例としてマレット型の3タイプを取り上げる。Aはストレートネックタイプ、Bはグースネックタイプ。Cはセンターシャフトのパター。
一例としてマレット型の3タイプを取り上げる。Aはストレートネックタイプ、Bはグースネックタイプ。Cはセンターシャフトのパター。

AとBの何が違うかというと、Bはシャフトよりもフェースが遅れてくるぶん、ボールがつかまりやすい。打点のミスをカバーしてくれるのでフェースが開き気味に当たってカップの右に外してしまうプッシュがよく出る人や、パットのストロークにあまり自信のない人にオススメです。

カップの右に外してしまうミスが多い人はBのグースネックタイプがオススメ。
カップの右に外してしまうミスが多い人はBのグースネックタイプがオススメ。
グースネックタイプはボールがつかまりやすく、打点のミスを軽減してくれる。
グースネックタイプはボールがつかまりやすく、打点のミスを軽減してくれる。

その点、Aのストレートネックのタイプはフェースが真っすぐ入ってくるので、パットのレベルがすぐに表われます。ボールがつかまりにくくて難しいパターですが、パットに自信のある人や上級者に最適だと思います。あるいはカップの左に外しやすい人は、ヒッカケ対策のために選ぶのもいいでしょう。

ストレートネックタイプはストロークの結果が明確に出るので上級志向の人に最適。
ストレートネックタイプはストロークの結果が明確に出るので上級志向の人に最適。

性能が正反対のパターを1本ずつ持っておくとパットテクニックの幅が広がる

Cのセンターシャフトのパターは、シャフトがヘッドの中心部に装着されていてトゥとヒール側が等重心になっています。フェースの芯を意識しやすいメリットの反面、シャフトが当たり負けしやすいので打点のブレに弱いのが難点といえます。フェースの面を感知しにくいという面もありますが、上級志向のゴルファーだけでなく、感覚的にしっくりくる人もいることと思います。

このように自分に合ったパターは「ネック選び」から見つけ出すのがコツです。マレット型は直進性が高く、ストレート感覚でストロークしたい人にマッチするといいますが、フェースの開閉を少し入れてショット感覚でストロークするのが好きな人はピン型のようなブレード型、それもグースネックタイプのパターを試してみるのもいいでしょう。

ブレード型(左)とマレット型(右)では性能が違えば,ストロークの感覚も異なる。
ブレード型(左)とマレット型(右)では性能が違えば,ストロークの感覚も異なる。

マレット型は方向を出しやすいのでショートパットに強く、ブレード型はボールのコロガリがスムーズでロングパットの距離感を出しやすいのが長所です。どっちか1本と決めないで性能の違うパターの2本を持つようにするのがベストです。

直進性の高いマレット型はストレート感覚で振りやすく、ショートパットで威力を発揮。
直進性の高いマレット型はストレート感覚で振りやすく、ショートパットで威力を発揮。
ブレード型ショット感覚でフェースの開閉を少し入れたい人向きで、ロングパットに強い。
ブレード型ショット感覚でフェースの開閉を少し入れたい人向きで、ロングパットに強い。

青木プロは常時10本くらいのパターを持参しています。トーナメント会場のグリーンの速さに対応しやすいパターをチョイスしたり、その週のパットの調子でパターを替えたりして結果を出しているのです。

そこまでではなくても「自分のパターへのこだわり」がパットの上達に直結することを知ってください。

大西翔太

大西翔太
おおにし・しょうた
1992年6月20日生まれ、千葉県出身。水城高校ゴルフ部を経てティーチングプロの道に進む。日本プロゴルフ協会公認A級の資格を取得。現在はジュニアゴルファーの育成に尽力する一方、青木瀬令奈のコーチ兼キャディをつとめる。メンタルやフィジカルの知識も豊富で、安田祐香のメンタルコーチとしても24年の初優勝、25年の2勝目に貢献。