サプリ:冬場のゴルフは、芝が薄いのに意外とアプローチでチャックリが出やすいように思うのですが、気のせいですか?

高橋:冬場は芝が薄くて地面も硬いイメージがあるけど、実は霜が解けた水分を含んでいて、芝と地面の表面が軟らかくなっていて、チャックリやダフリが出やすいんです。薄い芝から球を上げようとする動作も曲者ですね。

サプリ:なるほどね。気のせいじゃなかったんだ。それで対策はありますか?

高橋:では、逆質問。どうしてダフリやチャックリが出るのでしょうか?

サプリ:入射角が急だとか、スイングの最下点が右にズレるとか・・・・・・・。

高橋:それも要因だけど、主要因はスイング中に自分とクラブヘッドの距離が変わってしまうことにあります。ヘッドを振り子に見立てた時に、ヘッドが上がって下りてくる間にヒモの長さが伸びてしまうからアドレスした場所よりもヘッドが下に戻ってしまってダフっちゃう。

高橋:コックしながらテークバックして、アンコックしながら振り下ろす時にアンコックが早いと、ヘッドはボールの手前に接地するからダフるんです。だから、コックを使わずに振ることがダフリやチャックリへ防止策になります。あと、ハンドファーストな構えも同じような現象を招きます。

サプリ:なるほど! でも、コックは使わなくても自分の軸がブレることでもダフリやチャックリは出るのでは?

高橋:アプローチでスタンスを狭くするのは、それを防ぐためなんですよ。30ヤードくらいまでなら両ヒザはくっつけたまま打てます。52度とかAWならもっと飛ばせますよ。

サプリ:そういうことだったんですね。ノーコックで打つのは、フェアウェイバンカーやアイアンショットでもダフリ対策に使えそうですね。

高橋:もちろんです。その時はスタンスも狭くしてくださいね。

高橋:アプローチに関しては、チャックリ防止のコツがもう少しあるけど、聞きたい?

サプリ:ぜひぜひ、お願いします。

高橋:写真を使って解説しますね。

サプリ:なるほど。それならチャックリしなさそうです。

高橋:それから、転がせるシチュエーションであれば、PWとか9番アイアンで、この打ち方をすれば、まずチャックリは出なくなるはずですよ。

サプリ:来週ラウンドの予定があるので、早速試してみます!

解説
高橋良明(たかはし・よしあき)
1983年生まれ、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。DSPEゴルフスタジオ、ヘッドコーチ。