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残り120ヤード、ディボット跡からPWは危険! ミスを防ぐ「2番手上げ」のマネジメント

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2026/01/19 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

残り120ヤード、距離的にはピンを狙えそうなのに、ボールはディボット跡。しかも軽い打ち上げとなると、どう打てばいいのか分からないと感じる人も多いはずです。実際、ディボット跡からのショットは見た目以上にミスが出やすく、判断を誤ると一気にスコアを崩す危険があります。ここで大切なのは、上手く打とうとすることではなく、ミスを大きくしない考え方を選ぶことです。今回は、なぜディボット跡が難しいのかを整理したうえで、どの番手を持ち、どこを狙えばスコアを守れるのかを説明させていただきます。

残り120ヤード、ボールはディボット跡、フルショットは悪手です

先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「前のミドルホールのセカンドショットが、残り120ヤードの軽い打ち上げで、ボールは不運にディボット跡。PWのフルショットで狙ったら、ダフッて60ヤードしか飛ばず、結局ダボだった。どう打てばよかったのかな?」と聞かれました。
私は「ディボット跡からフルショットはなかなかチャレンジャーだよね。いつもより1~2番手上げてコンパクトに打ちたいね。9番か8番だね」と答えました。ゴルフ友達から「狙いは?ピンを狙う?」とさらに聞かれました。私は「上手く打てるか正直わからないから、ピンは狙わずにグリーンセンター狙い。グリーンオンできればラッキーと思って打つ」と答えました。

ティーショットがナイスショットだったのに、セカンド地点に着いたら、ボールは不運にもディボット跡。みなさんも一度は経験したことあると思います。目土がされていればまだマシですが、目土がされていないと、ボールが地面より低くなるので、まともにショットを打つのが難しくなります。今回はディボット跡からどう狙うかをマネジメントの視点で説明させていただきます。

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1~2番手上げてコンパクトな振り幅で狙う!

この前提を踏まえると、残り120ヤードで軽い打ち上げがあっても、私はPWを選びません。PWを持つとフルスイングが前提になり、ディボット跡ではミスの振れ幅が一気に大きくなるからです。私ならまず9番アイアンを持ち、8〜9割の振り幅で距離を作ることを考えます。これなら力感を抑えられ、スイングがコンパクトになる分、入射角も安定しやすくなります。ディボット跡だからといって、必要以上に上から打ち込む必要はありません。レベルから軽いダウンブロー程度の感覚で打つ方が結果は安定します。また、ディボット跡が深かったり、精神的に不安が強い場合は8番アイアンを選ぶのも十分アリです。番手を上げることで、多少のミスヒットでも距離が稼ぎやすくなります。重要なのは、距離を力で調整するのではなく、番手で余裕を作り、振り幅を小さくすることです。

狙いどころは常にピンではなく、グリーンセンターです。ディボット跡では縦距離が合いにくく、特にショートするミスが出やすいからです。ここで私が絶対に避けたいのは、大きくダフってグリーンに届かないミスと、ピンをデッドに狙った結果の左右トラブルです。これらは一気にダボ以上につながるリスクがあります。一方で、ボールが止まらず奥に行くミスや、センター狙いから左右に外れる程度のズレは許容範囲と考えます。花道やグリーン周りに残っても、次のアプローチで十分リカバリーが可能だからです。この状況ではピンに寄せたいという気持ちを抑え、あらかじめ許容できるミスを決めておくことが大切です。ディボット跡からは、正解を打とうとするほどリスクが高まります。失敗しない範囲を選ぶ判断こそが、結果的にパーやボギーを引き寄せる現実的な考え方です。

最後に、フェアウェイやラフからショットをするとディボットを作ってしまうことがあります。そんな時はディボットをディボット跡に戻して目土をするのが基本的なマナーですよ。それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

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プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。