曲がらない10Kから飛んで曲がらない「K」へ


<SPEC>
●ヘッド素材/フェース:T9S+(チタン)、本体:8-1-1チタン+カーボン ●ヘッド体積/460㎤ ●ロフト/9、10.5、12度 ●シャフト/ALTA J CB BLUE(R、SR、S)、他 ●価格/11万8800円

ユーザーの声がしっかりと反映されたモデルチェンジ

前作の「G430 MAX 10K」がデビューした時の直進の高さは驚きでした。本当に、どこに当たっても曲がらないと感じました。その反面、重心が深すぎて、スイング中に「ヘッドが重く感じる」とか「フェースが上を向こうとする」「スピンが多い」という面もありました。試打した人や使用者からも同様の声が聞こえていました。

これに対して新作の「G440 K」は前作のネガティブな面を見事に解消しています。「前作を超えない限り、後継モデルは出さない」というピンのポリシー通りの仕上がりになっています。もちろん10Kモデルなので、フェースローテーションが多い人には不向きだと思いますが、プロでもフェースローテーションが少ない人が増えていますから「G440 K」をチョイスするプロも増えると思います。

「G440 K」進化のポイント

カーボンクラウンの裏側に、新たにナイロン系素材のサウンドリブを追加。耳障りな高音を抑制し、しっとりとした打感を実現(左)。10Kでありながら、ヘッド後端に調整機能付きウェイトを装備。重心角の調整で球のつかまりをカスタマイズすることが可能(右)。
低・深重心化により、バックウェイト、重心、打点を直線上に配置。インパクト時のエネルギーロスと無駄なスピンの発生を防ぐ(左)。クラウンに加えソールの大部分までカーボンをコンポジット。低重心化と深重心化、慣性モーメントの拡大を実現(右)。

前作との比較で「G440 K」の実力をチェック

G440 K|10Kの曲がりにくさに飛びと振りやすさが加わった

フェースのどこに当たっても、インパクトでフェースが向いていた方向へ、曲がらずに真っすぐ飛ぶところは前作と同じです。若干ですがスイング中にヘッドを動かしやすく感じるので、目標に対してスクエアに当てやすくなりました。打感もソフトになりました。

G430 MAX 10K|とにかく曲がらない元祖10Kモデル

「G430 MAX 10K」はとにかく曲がらない。フェースのどこに当たっても、インパクトでフェースが向いていた方向へ真っすぐに飛んで行くところが特徴です。ただし、ミスヒットしてもフェースがブレない反面、スイング中にヘッドの向きを修正しようとしても動かしにくく、また、バックスピンも少し多めの傾向です。

高初速&低スピン化がデータでも確認できる

「G430 MAX 10K」と「G440 K」の弾道をトラックマンで計測。
「G440 K」はボール初速が向上し、スピン量は減少していることが確認できた。
この初速とスピン量で打ち出し角が2~3度上がれば、さらに飛距離は伸びるはずだ。

高橋良明

(たかはし・よしあき)1983年生まれ、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。DSPEゴルフスタジオ、ヘッドコーチ。