100切りゴルファーにもマネジメントは必要?
先日ゴルフ友達とラウンドしている時にこんな話になりました。「ゴルフ歴は10年を超えたけど、ベストスコアは102。100を切ったこともないのに、マネジメントは必要なの?」と聞かれました。私は「私も昔はマネジメントは不要だと思っていた。でも、100切りゴルファーにとって必要なマネジメントもある。マネジメントを意識したら100切りできるかもしれないよ」と答えました。ゴルフ友達から「マネジメントでどれくらいスコアを縮められる?」とさらに聞かれました。私は「具体的には何とも言えないけど、5打ぐらいは変わると思うよ」と答えました。
みなさんは、100切りゴルファーにマネジメントは必要だと思いますか? マネジメントを考えてもその通りに打てないから不要と考える方もいると思います。それは上級者と同じようにナイスショットを前提にしたマネジメントをしていませんか? 私は目標スコアに応じたマネジメントがあると思っています。
今回は100切りゴルファーのマネジメントについて説明させていただきます。
100前後の頃、私は“マネジメント不要派”だった
100前後で回っていた頃の私は、良いショットが増えればスコアは自然と良くなると本気で考えていました。ドライバーが真っすぐ飛ぶ日もありましたし、アイアンがピン方向に飛ぶこともありました。パーも取れていました。それでもラウンドが終わると102や105。スコアカードを振り返ると、必ずどこかで大きく崩れているのです。左右OBのホールでドライバーを握って曲げる。林に入れた後、無理にグリーン方向を狙って木に当てる。池越えで届くかどうか微妙な番手を選び、結果はショートしてペナルティ。こうした場面は単なるミスショットではなく、欲張った選択が原因でした。当時は「今日は調子が悪い」と片づけていましたが、今思えばナイスショット前提の発想がスコアを壊していたのです。数ホールの判断ミスだけで、100は簡単に超えてしまいます。
スイングではなく「クラブ選択」と「狙い方」を変えた
100を安定して切れるようになったきっかけは、ショットの上達というよりは、クラブ選択と狙いどころを変えたことです。左右が狭いホールでは飛距離より確率を優先してユーティリティを持つ。ロングホールの2打目は無理にグリーンを狙わず、得意距離を残す。ピンが端でもグリーン中央を狙う。この3つを徹底しました。するとトリプルボギー以上が消え、ダブルボギーで止められるホールが増えました。パーの数が急に増えたわけではありません。しかし大叩きが減ったことで、もともと取れていたパーがきちんとスコアに反映されるようになりました。その結果、まず90台前半が安定し、その延長線上に80台が見えてきました。ショットが劇的に上達したわけではありません。選択を現実的にしただけで、スコアは確実に縮まりました。実際にスコアを分解してみると、その理由はさらに明確になります。
スコア105を分解してわかった“崩れる4ホール”の存在
ある日の105のスコアを分解すると、こうなっていました。トリプルボギー以上が4ホール、ダブルボギーが5ホール、ボギー以下が9ホール。OBや池ポチャもありましたが、それらはすべてトリプルボギー以上のホールに含まれています。つまり、スコアを押し上げていたのは“崩れた4ホール”でした。
ここで考え方を変えます。その4ホールの内訳は、すべてがトリプルボギー(+3)ではなく、+4や+5も含まれています。仮に4ホールすべてをダブルボギー(+2)で止められたとすれば、トリプルボギーなら1打、+4なら2打、+5なら3打縮まります。最低でも4打、場合によっては6打以上縮まる計算です。105は101に、場合によっては99まで縮まります。ナイスショットを増やさなくても、崩れたホールの底を引き上げるだけで100切りは十分に射程圏内に入るのです。100切りの壁はパーの数ではなく、失点の大きさでできています。
100切りに必要なのは“トリプルボギーを防ぐ設計”
では、どうすればトリプルボギーを防げるのでしょうか?具体的な場面で考えてみます。例えば、パー4で残り150ヤード、グリーン手前に池がある状況。キャリーで140ヤード打てば越える距離です。以前の私はうまく当たればパーオンと6番や7番を握り、グリーンを直接狙っていました。しかし少しダフれば池、トップしても池。そこから焦って寄らず入らずでトリプルボギー。この流れを何度も経験しました。発想を変えたのはここです。このホールは乗せるホールではなく、壊さないホールと決めることです。あえて池の手前に刻み、残り50〜70ヤードを得意距離として残す。3打目で確実に乗せ、2パットでボギー。悪くてもダブルボギーで止める。ダブルボギーを目標にするのではなく、ここで止めるという上限ラインを決めることです。
そのために私が徹底したのは次の4つです。
①OBや1ペナ方向をターゲットにしないこと。フェアウェイセンターではなく“広い方”に構えるだけでペナルティは激減します。
②届くかもで番手を決めないこと。最大飛距離ではなく、ミスしても致命傷にならないクラブを選びます。
③トラブル後に一発で取り返そうとしないこと。林や深いラフからはまず安全地帯へ戻す勇気を持つことが重要です。
④常にグリーンを外す前提で考えること。ピンではなくセンターや花道を基準にすれば、寄せワンの可能性が残ります。100切りはバーディーを増やすゲームではありません。大きな失点を消す設計を持つことが、最短ルートです。
それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。







