去年とはガラリと変わった初日のリーダーボード
時おり強い風が吹いた初日に5アンダーで首位に立ったのは永井花奈でした。1打差の2位は川﨑春花で、2打差の3位タイには鈴木愛、藤田さいきといったベテランの名前が目立つリーダーボードに。
昨年の初日は4アンダーの首位が菅楓華で、1打差の2位はルーキーの吉田鈴。2打差の3位にはまだ未勝利だった佐久間朱莉やアマチュアだった吉崎マーナの名前も。上位9人で優勝経験があるのは岩井明愛だけだったとの比べるとずいぶんと様相が変わっています。
2026年と2025年 初日上位の違い

クラブ契約フリーとなった永井花奈が首位発進できた理由は

今シーズンからクラブ契約がフリーとなった永井は、まずドライバーを「Qi4D LS」にスイッチ。さらに昨シーズンまで契約していたヤマハがゴルフ事業からの撤退を発表したことで「フリーになっても使おうと思っていた」ヤマハのアイアンを急きょ7番からPWを「P8CB」(いずれもテーラーメイド)にしました。
ちなみに昨年の「ダイキン」初日は平均ストロークが76.1296で、シーズンを通じて最も難易度の高いラウンドでした。
そこにキャディーバッグの中身をかなり変えて臨むのはなかなか過酷な条件でしたが「すべてがすんなり上手くいくとは思っていませんでした。(好スコアの)期待もしていなかったんですけど、逆に調整という気持ちでいったことが気負わずによかったのかな」と首位発進の理由を説明しました。
川﨑春花はハーフ10パット!

1打差の2位となった川﨑は10番でボギー発進して14番もボギーだったのが18番パー5のイーグルでイーブンに戻すと、4バーディーを奪った後半は何とトータルで10パット!
初日76で84位発進ながら最終的には9位まで順位を上げた、初出場だった一昨年のような追い上げを見せました。
また昨シーズンの女王、佐久間朱莉は1アンダーで17位と順位的には物足りなく見えるものの、この日のノーボギーは岡山絵里と二人だけというさすがのプレーを「難しい風のジャッジもありましたけど、難しい方に外さないようにしたのが良かったと思います」と説明してくれました。
ルーキーの藤本愛菜、吉崎マーナも健闘!!

一方でこの日がツアーデビューとなったルーキーも頑張りました。
藤本愛菜は前半の18番パー5でイーグルを奪ってこの時点では首位に。後半は2ボギーを叩いたものの2打差の3位発進を「百点に近いラウンドでした」と振り返ります。
「ラウンド中はティショットで手が震えていました」と打ち明けながらも「去年はプロテストに受からなくて苦しかったのを思えば、レギュラーツアーで戦える嬉しさの方が大きいです」と前向きな気持ちでプレーしたのが良かったようです。
昨年はアマチュアで12位となった吉崎マーナは前半を33で回ったものの後半は2ボギーでトータル1アンダーの17位での発進となりました。地元の声援を受けてのプレーに「(選手名が入った)タオルを持っている方とかがたくさんいて嬉しかったです」と話し、2日目以降の目標を聞かれると「優勝です」と力強く答えます。
ベテランと新勢力が入り混ざる形となった2026年シーズン初日のリーダーボードが2日目以降どのように変わっていくのか。
また来週には台湾で46年ぶりとなる海外開催トーナメントも加わった、シーズントータル37試合でどのようなドラマが生まれるのかが楽しみです。
(取材・文/森伊知郎)










