ラウンドになると打ち急ぐ…トップで「間」が作れない理由
先日ゴルフ友達とラウンドしている時にこんな話になりました。ゴルフ友達から「ラウンドになると、スイング中に余計なことを考えたり、飛ばそうとして、決まって打ち急いでしまう。1・2・3と唱えても、リズムよりも体を動かす意識が強くなって、スイングが安定せずにミスショットを連発している。どうしたらトップで間が作れるようになるの?」と聞かれました。
私は「ラウンドになるとどうしても打ち急いでしまうよね。普段の練習で間が作れるような練習はしている?」と聞き返しました。ゴルフ友達は「特に何もしていない」と答えました。私は「普段の練習から間を作る練習をしていないと、なかなかラウンドでは上手くできないよね」と答えました。
みなさんも、ラウンド中に打ち急いでミスショットをした経験はありますよね?ミスショットをした後や、前の組と間隔があいて急いでいる時は、特に打ち急ぎやすくなりますよね。今回はトップで間が作れるような練習ドリルやラウンドでの注意点を説明させていただきます。
トップで「間」を作るとミスが減る3つの理由
私もトップで間を作れずに、打ち急いでミスショットを連発していた時期がありました。特に、ミスショットが続くと必ずスイングが速くなっていました。トップで間を作らなければと考えるのですが、実際は止めようとして体が固まり、そこから一気に振り下ろしてさらにミスを重ねる悪循環でした。動画で確認すると、トップが浅く、肩が回り切る前に切り返していることが分かりました。自分ではしっかり上げているつもりでも、実際は上半身から急いで振っていただけだったのです。
特にセカンドショットで距離を合わせにいったときや、前のホールでボギーを打った直後は顕著でした。取り返したい、きちんと当てたいという意識が強くなり、トップまで上げ切る前に振り下ろしていました。そんな時期を乗り越えるために、トップで間を作る練習ドリルを取り入れることにしました。
トップで間を作る練習を説明する前に、トップで間を作るメリットを説明させていただきます。トップで間が生まれると、まず整うのは「力の伝わる順番」です。ゴルフスイングは、下半身→体幹→腕→クラブの順に動くことで、効率よくエネルギーが伝わります。しかし切り返しを急ぐと、上半身や腕が先に動き、この順番が崩れます。その結果、クラブが外から下りたり、フェースが開いたりして、トップやダフリ、スライスにつながります。間があることで、下半身から動き出す時間が生まれます。クラブは自然な軌道を通りやすくなり、フェースの向きも安定します。
また、トップで一瞬余裕があると、上半身と下半身の捻転差が保たれ、シャフトのしなりも活きやすくなります。これは飛距離アップにもつながりますが、それ以上に大きいのは再現性です。切り返しのタイミングが安定すれば、ラウンド中の波が小さくなります。間は単なる“止め”ではなく、スイングを安定させるための準備時間なのです。
打ち急ぎを直す!トップに「間」が生まれる練習ドリル3選
間を身につけるために、私が今も続けているのが3つのドリルです。ポイントは、いきなりフルスイングで直そうとしないことです。小さい動きで順番を整え、そこから大きくしていきます。
まずはハーフスイングでトップを1秒キープする練習です。8番〜PWを持ち、振り幅は腰から腰程度で十分です。トップで1秒静止し、肩が回っているか、左足に圧が乗り始めているかを確認します。腕だけで止めるのではなく、胸とクラブが一緒に止まる感覚を作ります。その後は当てにいかず、フィニッシュまで振り切ります。トップの形を毎回同じにすることが目的です。
次に、切り返し足踏みドリルです。トップまで上げたら、左足を軽く踏み込んでから振ります。強く踏む必要はありません。「踏む=合図、振る=結果」の順番を体に覚えさせます。これにより、上半身が先に動くクセが抑えられます。最初は素振りで行い、慣れてきたら7割程度のショットで試します。
最後が連続素振りです。ボール打たずに3回連続で素振りします。毎回構え直さず、一定のテンポを保ちながら、連続素振りをします。頭の中で「いーち、にー、さーん」と伸ばして数えると、自然と急がなくなります。間は止めることではなく、流れの中の余白であることを体で理解できます。
ラウンド中に打ち急がないためのシンプルなルーティン
コースでは細かいスイング修正はしません。やるのは急がない仕組みを守ることです。まずアドレスに入る前にボールの後ろで、狙いを1つだけ決めます。「右サイド狙い」、「ドローでセンター」など、一言で言える内容にします。決めたら深呼吸を1回。ここで迷いを消します。アドレスに入ったら2秒静止します。「いーち、にー」と数え、足裏の圧とグリップの力を確認します。次にテークバックはゆっくり始めます。最初の30センチを丁寧に動かすだけで全体のテンポが整います。
そして、トップでは「踏んでから」と心の中でつぶやきます。左足を軽く踏んでから振る。この合図があるだけで、切り返しは安定します。ミスが続いたときほど、「今日はゆっくり振る日」と割り切ります。取り返そうとする意識が打ち急ぎにつながるからです。
間はコースで急に作れるものではありません。練習で整え、ラウンドでは急がないだけ。その積み重ねが、安定したショットにつながりますよ。それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。




