トラックマンの弾道計測で答えがわかった!

■4U、5U、6U、7U、6番アイアン、7番アイアンの弾道と飛距離をトラックマンで計測

UTはメーカーやモデルによって表示されている番手とロフトの関係が異なっています。今ではアイアンの番手とロフトの関係も同様なのでUTに限ったことではありませんが、これがUTの番手選びに悩む要因のひとつでしょう。それよりも大きな問題となるのは、UTの各番手がどれくらいの飛距離が出るのかが把握できていないことが最大の問題なのではないでしょうか。

そこで、あらためて4U(ロフト23度)、5U(26度)、6U(30度)、7U(34度)と6番アイアン(26度)、7番アイアン(30度)の飛距離と弾道をトラックマンで検証してみました。

ドライバーヘッドスピード40m/s相当で4U(ロフト23度)、5U(26度)、6U(30度)、7U(34度)と6番アイアン(26度)、7番アイアン(30度)の試打を行い、トラックマンで弾道と飛距離の計測を行った。

UT 4本とアイアン2本の計測データは次の通りとなっています。データを見るのが得意と言う人ならばこれだけでも答えがわかってしまうかもしれませんが、まずは各番手(ロフト)のデータを比較してください。

5UTと6番アイアンはどちらもロフト26度、6UTと7番アイアンはどちらもロフト30度。ロフトが同じならUTの方が1番手飛距離が出て、しかも高い弾道で“止まる”ことが確認できる。
 

セッティングに行ける一番長いアイアンと同じロフトのUTが正解

トラックマンデータを見る時に、アイアンのデータを元にUTのデータを見ると分かりやすくなります。

ロフト30度の7番アイアンと同じ距離で出ているのはロフト34度の7UT。ロフト26度の6番アイアンと同じ飛距離が出るのは30度の6UT。しかも、どちらもUTの方が最高到達点が高く、トータル飛距離とキャリーの差(ラン)が小さくなっています。つまり、キャリーが出て“止まる”球になっていることがわかるはずです。

データだけだとわかりにくいので6UT(ロフト30度)と6番アイアン(26度)、7番アイアン(30度)のデータを抽出して弾道図にすると次の通りとなります。

6UT(ロフト30度)は6番アイアン(26度)と同等の飛距離が出て、しかも止まる弾道となっている。

弾道図で一目瞭然ですね。アイアンを7番までにして、6番アイアンの代わりのUTを選ぶのなら7番アイアンと同じロフトのUTを選べばOKということです。6番アイアンまでセッティングして、5番アイアン代わりのUTが欲しいなら6番アイアンと同じロフトのUTを選べばいいということです。

ドライバーのヘッドスピードが40m/sならば、UTのロフトは23度が限界!?

今回のデータからわかることが、もうひとつあります。7UTから4UTまでのデータで、最高到達点とトータル飛距離とキャリーの差(ラン)に注目してください。7UTから5UTまではいずれも、最高到達点が30ヤード以上、トータル飛距離とキャリーの差(ラン)は10ヤード未満になっています。これに対して4UT(23度)になると、最高到達点は30ヤードに届かず、トータル飛距離とキャリーの差(ラン)は12.5ヤードに増えています。つまりグリーンを狙うクラブとしては、UTでも23度が限界で、これ以上ロフトが立つとグリーンに止めることが難しくなると判断できます。

~UTのロフト選び~

  • ・UTは番手ではなくロフトを見て選ぼう
  • ・UTのロフトは、セッティングに入れる一番長いアイアンと同じロフトを選ぼう
  • ・さらに飛ぶUTを追加する時は、ロフト23度が上限と考えよう

(取材・文/大塚健司