「プロV1シリーズ」が開幕戦トップ3を独占

昨年の日本女子ツアーでは年間使用率36%を記録した「プロV1シリーズ」がナンバーワンボールブランドに輝いた。また、「プロV1x」ユーザーである佐久間朱莉が年間4勝を挙げて初の女王戴冠を果たしたことも記憶に新しいが、今シーズンは「プロV1シリーズ」がさらに躍進しそうだ。

その根拠となるのは開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」における使用率と試合結果である。まず使用率から見ていくと、前年大会で「プロV1シリーズ」を使用した選手は108名中39名で使用率は36.1%。これは昨年の年間平均とほぼ同じ数字である。それに対し今大会では使用選手が12名増えて51名。使用率は47.2%で過半数までもう1、2歩といったところ。そして、試合は佐久間朱莉が2日目に62をマークするなど4日間通算16アンダーの好スコアで優勝。2、3位には永井花奈と小林光希が続いて「プロV1シリーズ」ユーザーがトップ3を独占して“1・2・3フィニッシュ”。トータルパフォーマンスの高さを証明する結果となった。

2025年→2026年の変化

<使用人数>

プロV1シリーズ 39名→51名

<使用率>

プロV1シリーズ 36.1%→47.2%(11.1ポイント増)

2位メーカー 25.9%→21.3%(4.6ポイント減)

「プロV1シリーズ」のモデル別使用人数は「プロV1」が 21名、「プロV1x」は 30名。「プロV1x」ユーザーが若干多いが、自分の好みに合うフィーリングや弾道を選べることも大きな支持を得ている理由の一つと考えられる。

ツアープロが「プロV1」を選ぶ一番の理由は「信頼性」

女子ツアー開幕戦で「プロV1シリーズ」使用者が急増した理由は、アクシネットジャパンの女子ツアー担当・貞包聡介氏によると「昨年モデルチェンジした『プロV1』と『プロV1x』を試してみたいという選手が多く、それまで使用していたボールと打ち比べてみたら明らかな差が出たから」とのこと。そのうちの一人、永峰咲希は「プロV1」にスイッチした理由について次のようにコメントしている。

「去年はショートゲームにすごく助けられた一年でしたが、今年はさらにショートゲームを向上させるために「プロV1」を選びました。テストしてみて打ち出しの高さがイメージ通りに出るし、スピンもちゃんと入ってくれました。いつも通りに打ったボールがキャリーは変わらずランは半分で止まってくれるので、オーバーかなと思ったボールもグリーンに残ってくれます。ラウンドを重ねる毎に驚きがあるし信頼も増しています」(永峰)

また、「ダイキンオーキッドレディス」で優勝した佐久間朱莉は昨年から使用している「プロV1x」についてこのように語っている。

「1Wはスピン量が適正に抑えられるようになり、アプローチではファーストバウンドはもちろん次のバウンドでもスピンがしっかり入ってくれます。スピンは入り過ぎても少な過ぎてもミスになりますが『プロV1x』は安定しているので信頼して使えます。とくに雨の日でもスピンが減らないので球が滑ってしまうミスを怖がらず自分とボールを信じて打てるところが『プロV1x』を選んだ一番のポイントでした。打感も硬すぎずやわらか過ぎずでパターのタッチが出しやすいところも気に入っています」(佐久間)

昨シーズンは佐久間の4勝を含め、年間13勝をもたらした「プロV1シリーズ」。V経験のある永峰はじめ使用者がさらに増えた今年は昨年の記録をどこまで伸ばすかが注目される。