右手のひらはボールに向ければいいのか?

先日ゴルフ友達とラウンドしている時にこんな話になりました。ゴルフ友達から「先日レッスンを受けたらもっとボールに向かって振り下ろした方がいいとアドバイスされた。後日練習場でボールに向かうということは右手のひらをボールに向ければいいかと思って試したら、ダフリの連発だった。どうしたらいいと思う?」と聞かれました。私は「右手のひらをボールに向けるのは合っているけど、向けるタイミングが悪くてダフッていると思うよ。切り返し直後から右手のひらをボールに向けようとしていない?」と聞き返しました。ゴルフ友達から「そうだけど。それだとタイミングが悪いの?」とさらに聞かれました。私は「ダウンスイングの早い段階で右手のひらをボールに向けるのは早すぎる。ダウンスイングの後半のインパクトゾーンで右手のひらがボールに向くぐらいがベストだと思うよ」と答えました。

みなさんは、右手のひらの向きを気にしていますか?プロゴルファーの中には右手のひらでフェース面を管理していると言い切る方もいます。普段から意識している方は少ないかもしれませんが、一度右手のひらの正しい向きを確認してみましょう!

右手のひらの向きはトップからインパクトでこう変わる

右手のひらの向きは、トップからインパクトまで一定ではありません。スイングの流れの中で、段階的に向きが変わっていきます。これを順番で整理すると、かなりイメージしやすくなります。まずトップの位置では、右手のひらはだいたい空の方向を向いています。ここではまだボールを意識する必要はありません。そこからダウンスイングに入ると、右手のひらはボールではなく地面方向を向いたまま下りてきます。この状態でクラブが体の前に落ちてくると、手首の角度が保たれやすく、クラブが自然にボールへ向かっていきます。そしてインパクトの直前になって、初めて右手のひらがボール方向を向く形になります。ここでボールに力が伝わり、インパクト後は右手のひらが目標方向へ向かっていきます。

まとめると、右手のひらの向きは

トップ → 空

ダウンスイング → 地面

インパクト直前 → ボール

フォロー → 目標

という順番で変化します。

ポイントはボールに向くのはインパクト直前という点です。ダウンスイングの途中で右手のひらをボールに向けてしまうと、クラブが早く落ちてダフリやすくなります。私自身もこの順番を意識するようになってから、右手で打ちにいく感覚が減り、ショットの安定感がかなり上がりました。

右手のひらの正しい使い方を覚える3つのドリル

右手のひらの向きや使い方は、頭で理解するよりも実際に体で覚える方が早いと思います。私自身も理屈だけではなかなかピンときませんでしたが、いくつかのドリルを試すことで、右手で押すインパクトの感覚がかなり分かるようになりました。ここでは、比較的簡単にできて効果を感じやすかったドリルを3つ紹介します。

1)ボール投げドリル

これは右手のひらの向きを理解するためのシンプルな練習です。やり方は簡単で、ボールを右手で持ち、ターゲット方向に軽く投げるだけです。このとき腕の動きは野球のサイドスローに近いイメージで、横からボールを押し出すように投げます。ここで注目してほしいのは、ボールを投げる瞬間の右手のひらの向きです。自然とターゲット方向を向いているはずです。この動きが、インパクト付近の右手のひらの感覚にかなり近いと言われています。練習場でクラブを持つ前に数回ボールを投げてみると、その感覚をイメージしやすくなります。

右手一本のハーフショット

クラブを右手一本で持ち、30〜40ヤードほどの小さなショットを打ちます。最初はウェッジで行うのがおすすめです。スタンスは肩幅程度に開き、振り幅は腰から腰くらいの小さなスイングで十分です。ここで意識するポイントは、右手でボールを叩こうとしないことです。叩こうとするとダフったりトップしたりしてしまいます。そうではなく、右手のひらでターゲット方向にボールを押し出すようなイメージで振ってみてください。うまく当たると、ロフトが立った強いボールが出ます。最初は難しく感じるかもしれませんが、数球打つうちに右手のひらの使い方が少しずつ分かってくると思います。

インパクトバッグドリル

インパクトバッグがなければ、キャディバッグやクッションでも代用できます。ボールの代わりにそのバッグを置き、ハーフスイングで軽く当てます。この時、右手のひらでターゲット方向へ押すイメージを持つのがポイントです。インパクトの形をチェックする目安としては、当たった瞬間に手元がボール(バッグ)の位置よりも少し目標側に出ているかどうかです。いわゆるハンドファーストの形になっていれば、右手のひらの力がボール方向へしっかり伝わっています。

これらのドリルはどれも難しい練習ではありませんが、右手の使い方を理解するには非常に効果的だと思います。私もこの練習を取り入れてから、ダウンスイングで右手を早く使ってしまうミスが減り、インパクトがかなり安定しました。右手のひらの感覚が分からないと感じている方は、まずはこうしたシンプルなドリルから試してみると、スイングのイメージがぐっとつかみやすくなると思います。

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。