“飛ぶ、ミウラ”が意味するものとは?

T島 今日、3月20日は三浦技研の新しいアイアン「PI-402」の情報公開日です。

野倉 弊社のフィッター・金子が試打して絶賛していました。

T島 「PI-402」アイアンのキャッチコピーはずばり『飛ぶ、ミウラ』だそうです。フェースはニッケルクロムモリブデン鋼、ボディは軟鉄を精密鋳造+タングステンという全部乗せ的なアイアンです。

野倉 最近の三浦技研は、軟鉄鍛造の殻を破って攻めている印象がありますよね。

T島 そうですね。昨年発売した「SC Wedge」は軟鉄鋳造+CNC加工という禁断のウェッジでしたし、いろんな挑戦をしています。新製品発表会で、私が試打をしていると三浦技研の社長が必ず説明してくださるんですけど、緊張します。

野倉 T島さんが変な原稿を書かないように、しっかり説明しておきたいのではないでしょうか(笑)

T島 私のことをクレーマーみたいに言わないでほしいですね。でも、軟鉄鋳造と聞いたら、思わず“悪魔に魂を売ったな!”と言いたくなるでしょう? だって、あの三浦技研ですよ。

野倉 噂で聞いたんですけど、それ三浦社長に言ったらしいですね?

T島 そうなんです。「SC Wedge」のときにそう思いましたが、打ったらメチャクチャ良かったんです。その流れで言ってしまいました。でも、ちゃんと理由を説明してくれました。

野倉 T島さんたら(汗)

T島 せっかくなので「SC Wedge」についても触れておきましょう。軟鉄鍛造では難しいバックフェース形状を軟鉄鋳造で実現して、ソールはCNCで正確に加工するスタイルのウェッジです。最初は驚きましたが、打ってみるとボールがフェースに乗る感覚があり、食いつきも良くスピンも入る。やっぱり三浦技研は鋳造でも一味違うと感じました。

野倉 銅メッキが効いていますよね。そしてソールと溝でしっかりスピンも入るという。

T島 アプローチはボールとヘッドの衝突スピードが遅いので、軟鉄鍛造でなくても面白いものが作れそうだ、ということで攻めたそうです。

野倉 なるほど。では“飛ぶ、ミウラ”はいかがでしたか?

T島 7番のロフト角は29度と今どきとしては標準的ですが、“ぶっ飛ぶ”というより安定して飛びます。そしてボールも収まりよく上がる。“整った弾道”という印象です。4番アイアン(21度)も普通に打てます。私のレベルでも5番まで欲しいと思えるモデルでした。

“整った弾道”と打感がもたらす安心感

T島 2021年発売の「PI-401」の後継で構造自体は大きく変わっていませんが、デザインはより洗練されていますし、ヘッドサイズも少しコンパクトになっています。打感も悪くないですね。

野倉 フィッター金子も「弾き感はあるけどボールが乗ってコントロールしやすい」と言っていました。

T島 「PI-402」は打感にもこだわっていて、バックフェースのバッジ素材もかなり吟味したそうです。ポケットキャビティの打感って、芯で捉えると嫌な振動がなくて“気持ちいい”んですよね。そこに整った弾道が加わるので、さらに気持ちよさが増します。

野倉 なるほど。芯が広いと打感が良く感じやすいということですね。

T島 そうです。“気持ちいい=打感が良い”ですから。難しい話ではありません。

野倉 一理ありますね。ミスヒットするとどうしても打感は悪くなりますから。

T島 リーディングエッジとスコアラインの平行性といった三浦技研らしいこだわりも健在ですし、「PI-402」で新たに採用された『KISSAKI SOLE』(キッサキソール)も幅広ながら抜けが良く、やさしさを感じます。オフセットも絶妙でした。

野倉 48度のGWが用意されているのもポイントですね。フィッターとしては距離のつながりが作りやすい。

T島 ウェッジ形状だとフルショットのスピンコントロールが難しいですからね。

野倉 キャンバーソールはミスにも強いですし。

T島 軟鉄鍛造はもちろん継続しつつ、ゴルファーにメリットのあるクラブを作るために様々な手段を試したいと三浦社長も言っていました。

野倉 もう“悪魔に魂を売った”なんて言えませんね(笑)。

T島 他のお客さんが苦笑いしていました(笑)。でも、「PI-402」は、悪魔に魂を売ってでも欲しくなる、そんなアイアンでした。


T島氏のプロフィール

ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。

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