惜敗も「全米女子オープン」出場資格獲得の神谷そらは、さらなる高みをめざす
先週の「Vポイント×SMBC レディス」で神谷そらは、首位タイで迎えた最終18番パー5で痛恨のボギーを叩いて優勝を逃した。それでも最新の世界ランキングで64位となり、「全米女子オープン」(6月4~7日、カリフォルニア州リビエラCC)の出場資格を獲得した。来月23~26日の「シェブロン選手権」(テキサス州メモリアルパークGC)に続いてメジャー出場を決めたことで、今後はさらなる高みを目指すこと決意を明かした。
最新の世界ランキング64位で確定
世界ランキングは日本、アメリカLPGA、ヨーロッパLETなど世界の主要ツアーの最新の成績に応じて毎週月曜日に更新されます。
神谷は先週16日付けの世界ランキングが68位。
去年予選落ちだった「Vポイント×SMBC」で2位になったことで23日に更新された最新のランキングで64位となり、「3月23日付けの世界ランキング75位以内」の資格で「全米女子オープン」の出場権を獲得しました。
シェブロン選手権」出場で「全米女子オープン」最終予選には出られなくなり…
今年の海外メジャーは、昨シーズンの日本女子ツアーランキング2位の資格で来月の「シェブロン選手権」に出場します。
ですが、それに伴って日程的に4月22日に房総CC(千葉)で開催される「全米女子オープン」の最終予選に出られなくなったことを気にかけていました。
そのため「Vポイント×SMBC」前には「最初のカットライン(=23日付けランキングで全米女子オープン出場資格を得ること)をターゲットにしています」と言っていたのを見事に有言実行しました。
さらには「36ホールやらないでいいのは本当に助かります。去年大変な思いをしたので…」との偽らざる心境も明かしました。
最終予選は1日で36ホールを回ります。
通過人数は出場人数によって変わりますが、昨年は132人がエントリーして通過は5人でした。
しかも行われるのは熊本での「KKT杯バンテリンレディス」の翌日と、日程的にも超が付くほどハードなものです。
昨年の神谷はカットラインに3打届かずと過酷な戦いの末に出場資格を獲得できない悔しい思いをしただけに、回避できてホッとしているのは事実でしょう。
さらにメジャー3大会へ向けて 目指すは世界ランキング50位以内
「全米女子オープン」を決めたことで、神谷はさらに高い目標を設定しました。
アメリカLPGAツアーのメジャーは年間5試合。残る3大会の世界ランキングによる出場資格については今年の詳細が日本女子プロゴルフ協会に届いていないため、昨年の実績だと「全米女子プロ」が「5月19日付けの70位以内」。
「エビアン選手権」は6月24日付け。「AIG全英女子オープン」は6月30日付けランキングでの50位以内があるので、そこを目指すことに「切り替えています」と言います。
「Vポイント×SMBC」前に「世界ランキングとにらめっこの日々です」と話していたのは「全米女子オープン」の出場資格の意味だったのでしょうが、今後のメジャー出場に向けても、まだ続くことになりそうです。
日本ツアーで50位以内は女王佐久間のみ
とはいえ、日本ツアーとLPGAツアーでは獲得できるポイントが2~3倍も違うので、日本を主戦場にする選手で50位以内に入っているのは33位の佐久間朱莉だけ。
これをクリアするには女王取りに匹敵する結果、活躍が必要ということになります。
ハードルは高いですが「Vポイント×SMBC」最終ホールのボギーも、果敢にパー5でツーオンを狙ってショートサイドのバンカーに入れてしまってのもの。
トップで並んでいた笠りつ子が先にレイアップを選択しても迷わずグリーンを狙う、飛距離を活かした自分のゴルフを貫き通しました。
結果は敗れたとはいえ、ファンを大いに楽しませるプレーは魅力にあふれています。
これからも持ち前の飛距離でファンを魅了させて世界へのキップをもぎ取ってほしいものです。
(取材・文/森伊知郎)






