OBの球を打ってしまったら、0Bの1罰打に誤所からのプレーで2罰打を加算
まずはOBのおさらいから。打った球がOBエリアに入ってしまった場合、通常は1罰打を加え、元の位置から打ち直すというのが原則になっています。ローカルルールに則って、前進4打などの特設ティーから打ったり、OBラインを横切った地点の近くから2罰打を加えてプレーを再開することもありますが、競技会では“打ち直し”が基本です。だから、打った球がOBエリアに入ったかもしれないというときは、暫定球を打っておく必要があります。
その原則を考えても、OBエリアにあるボールを打つのはもってのほか。かなり重い罪になることが予想されますが、実際にはどんなペナルティが科せられるのか?
まず、打った直後か次のショットを行う前に、OBエリアから打ってしまったことに気づくか、同伴競技者にそのことを指摘された場合は、“誤所からのプレー”とみなされ、2罰打となり、元の位置(OBを打った位置)からの打ち直しになります
このとき、打ち直しが何打目になるか分かりますか?
例えば、ティショットをOBエリアに打ち込んだにも関わらず、それに気づかずにその球を打ってしまった場合、誤所からのショットはカウントされませんが、誤所からのプレーの2罰打に1罰打を加えて元の位置から打ち直しとなるので、打ち直しのショットは5打目となります。
もし、打ち終わったあとすぐに気が付かず、そのあと何回かショットをしていても、そのホールを終えていなければ元の位置に戻って打ち直すというのが基本です。ティショットでOBエリアに入れていたのであれば、グリーン上で最後のパットを残すのみといった状況であっても、ティーイングエリアに戻って5打目としてティショットを行うのが正しい処置です。
痛いペナルティになるうえに、かなり面倒なことになってしまいますが、それでもホールアウト前に気づいた場合は“良し”とするべきでしょう。そのホールを終えたあと、もしくは競技終了後にそのことに気付いた、または発覚した場合は、かなり厄介なことになります。
そもそも誤所からのプレーをそのまま続けたことになるわけですから、普通に考えればそのホールのスコアは無効になると思ってください。きちんとした競技会ならば、失格になることもあります。
ただし、最終決定は、競技ごとのローカルルールや、委員会の判断も絡んでくるので、もしそのような場合になったら自分では判断しないこと。気付いた時点で同伴競技者や競技委員にそのことを伝え、裁定を待ちましょう。
一般的にOBエリアは、白杭と白杭を結んだ線によって決まるため、実際には球がそのエリアに入っていてもセーフに見えることがあります。また、普通にボールが打てる場合もあるので、OBエリアにあるかもしれないことをこれっぽっちも疑わなかったというケースもあるでしょう。
しかしその迂闊さが、重大な事態を引き起こしかねないということを忘れずに。怪しいところに球が飛んでいった場合は、まずはOBになっていないかどうか疑い、少しでも怪しいと思ったら同伴競技者にも確認してもらいましょう。
また、球がOB方向に飛んだ場合は、「多分、大丈夫」だと思っても、必ず暫定球を打つようにしましょう。
文・真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。







