有名キャディ進藤大典氏がウエア契約。プロキャディにもスポンサーが!?
このニュースを見て、「なるほど、進藤氏ね!」という人はかなりのゴルフツー。「進藤氏って、誰?」という人も多いかもしれない。
進藤氏は、宮里優作と東北福祉大学の同期。在学中からキャディを経験し、卒業後、本格的に宮里のキャディを務めることになりプロキャディに。その後、谷原秀人や片山晋呉、上田桃子らトップ選手とタッグを組み、2012年からは6年間、松山英樹の専属キャディとして活躍した人物。“松山のキャディ”と聞くと「あー、わかる!」という人も増えるはず。
株式会社ジュンが運営するゴルフブランド「JUN&ROPÉ」が、プロキャディの進藤大典氏とスポンサー契約を締結したことを発表。契約期間は2019年1月21日から1年間。着用するのは、今春デビューする「JUN&ROPÉ」待望のメンズライン。クラシックな中に新しさと機能性を取り入れた“大人のゴルフウェア”だという。
そもそもキャディは選手を支える立場で、縁の下の力持ち。裏方的な印象が強い彼らに、なぜスポンサーが!? という声も聞こえてきそうだが、ここ十数年の日本プロゴルフ界におけるプロキャディの台頭ぶりには、目を見張るものがある。
かつては、コースを熟知したハウスキャディや、キャディを帯同する選手であっても、コーチや家族、恋人や友人がバッグを担ぐケースが多かったが、20年ほど前から急激に増えてきたのが、プロツアーでのキャディを仕事にする、いわゆる「プロキャディ」。
選手との契約は、試合ごとだったり、年間契約だったり、その形態はさまざまだが、もちろんタッグを組む選手がトッププレーヤーになればなるほど注目度は高く、隣を歩くキャディの露出も増える。
プロキャディという存在が定着したことで、選手の活躍を支えたキャディの素顔がメディアで取り上げられたり、選手とのタッグ解消がニュースになることもしばしば。選手にとって欠かせない存在であることはもちろん、その注目度は“企業が魅力を感じる”ほどにまで上昇したというのが実情なのだ。
そんな名プロキャディの一人・進藤氏が、満を持して「JUN&ROPE」が投入する、メンズラインに身を包む。