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ユーティリティは何度が正解? 19度・22度・25度の違いと最適ロフトの選び方

吉本巧のゴルフギア教室 第106回

2026/02/14 ゴルフサプリ編集部

ユーティリティは番手表記ではなくロフトで選ぶクラブですが、「何度を入れればいいのか分からない」という声は多く聞かれる。ロフトの違いは単なる飛距離差だけでなく、ショットの用途やクラブの役割そのものを変えてしまう。一般的にユーティリティは3~4度刻みで設計されており、その中でも代表的な19度・22度・25度には明確な性能差がある。今回はロフトによって何が変わるのかを整理しながら、自分に合ったユーティリティの選び方を吉本巧コーチが解説していく。

ユーティリティはロフトで役割が分かれる

ユーティリティ(以下UT)はロフト角によって何が変わるのか? どんな人に何度のロフトがいいのか? といったことについてお話ししていきますが、ロフト角の設定はメーカーによって多少の違いがあります。ただ、どのメーカーも3~4度刻みのロフト設定なっているのが一般的なので、ここでは19度、22度、25度の3つのロフトを例にとって解説します。いま使っている、あるいは欲しいと思っているロフトと数字が違う場合、3種のロフトのどれに近いかを目安に判断していただければいいと思います。

用途や使用目的でロフトを分けると「19度は飛ばすUT」、「22度と25度は乗せるUT」になります。乗せるとはいうまでもなくグリーンに乗せるという意味です。飛ばすか乗せるかの分かれ目になるロフトは20度。ロフト角が10度台なら飛ばす、20度台なら乗せるUTというイメージです。そもそもUTはロングアイアンに取って代わるクラブとして生まれたもので、フェアウェイウッド(以下FW)とアイアンのいいとこ取りをしています。そのため海外ではハイブリッドと呼ばれています。ちなみに3つのロフト角をアイアンのロフトに置き換える以下のようになります。

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UTのロフトをアイアンに置き換えるとどうなるか

●UTのロフトをアイアンに置き換えると
19度 → 3番アイアン
22度 → 4番アイアン
25度 → 5番アイアン

アイアンの場合、4、5番は乗せるクラブとは言い難いですが、UTになるとそれが可能になります。まさにハイブリッドと呼ばれる所以といったところです。なお、いまのアイアンはロフトが立ったストロングロフトも多いため、3つのロフトより少ないこともあります。あくまでオーソドックスなアイアンのロフトと考えてください。

次にシャフトについて。カーボンかスチールかということですが、飛ばすUTの19度はカーボンがベスト。ロフトが10度台ならカーボンという認識でOKです。20度台ならカーボンでもスチールでもOK。スチールシャフトは飛ばないし、難しい印象もあるかもしれませんが、しなりとねじれがカーボンより少ないため打点は散らばりません。飛ばなくてもタテ距離、方向性ともに安定していますから「乗せるUT」にはうってつけ。ショットの安定性を最優先するならスチールもありです。もちろん飛距離が欲しい人はカーボンの選択もあり。組み合わせとしては、19度がスチールでなければ問題はありません。3本ともカーボンでもいいし、22度はカーボン、25度はスチールでも構いません。

さらに飛距離ですが、3本の飛距離の目安は以下の通りです。

●7番アイアンの飛距離が140ヤードの場合
19度 → 180ヤード
22度 → 170ヤード
25度 → 160ヤード

●7番アイアンの飛距離が150ヤードの場合
19度 → 190ヤード
22度 → 180ヤード
25度 → 170ヤード


例えばFWが使いづらい状況で飛ばしたい時にも19度を使えば上記の距離を稼げる可能性があります。FWよりもクラブ長が短くてミート率が高いUTの方がラフや傾斜地などから飛ばせるからです。ですから自分にとって「飛ばすUT」が1本あるとゴルフの組み立てが変わります。自分にとって、と書いたのは個人差があるから。ハードヒッターなら19度より少ないロフトでもよく、逆にヘッドスピードがなければロフト20度台を「飛ばすUT」と位置付けてもいいのです。

UTの本数で変わるアイアンセッティング

また、クラブセットに何本UTを入れるかでアイアンの本数が変わりますが、一般的なロフト設定で考えると19、22、25度の3本全てを入れるならアイアンは6番からが標準となります。7番アイアンの飛距離が140ヤードなら6番で150ヤード、同150ヤードなら6番で160ヤードですね。

もし19度のUTがハードだと感じるならば5番、7番といったFWで代用してもいいでしょう。5番アイアンから入れるなら25度は不要になり19、22度のUT2本体制になります。ただ、5番アイアンは打てるけれど、25度の方がミート率が高い人は両者を併用する手もあります。その場合、5番アイアンをスチール、25度をカーボンシャフトにすると後者の方がちょっと飛びます。ロフトが同じでも飛距離が変われば差別化できますから使えるセッティングになるのです。今回はここまで。次回はUTのシャフトの重さについて見ていきます。

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