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クラブを短く持つだけでミスは減る? 短く持つメリットと練習法を解説

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2026/02/16 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

この場面は絶対にミスしたくない!そんな場面で、無意識にクラブを短く持った経験はないでしょうか? 実際、クラブを短く持つとショットが安定しやすいことは、多くのアマチュアゴルファーが体感しています。ただ一方で、「なぜ安定するのか?」、「どの場面で使うべきなのか?」、「練習でも取り入れた方がいいのか?」といった点は、意外と整理されていません。今回は、クラブを短く持つことで得られるメリットや練習への取り入れ方わかりやすく説明します。

何センチ短く持つ? 飛距離はどれくらい落ちるの?

先日ゴルフ友達とラウンドしている時にこんな話になりました。「クラブを短く持つと当たりやすくなると言うけど、どれぐらい短く持っているの?それでどのくらい飛距離に影響するの?」と聞かれました。私は「ライン出しとか傾斜からのショットを打つ時にクラブを短く持つね。ライン出しの時はいつもより3㎝ぐらい短く持つ。ちょうど指2本文ぐらいかな。振り幅もフルショットより抑え気味で、フルショットよりも飛距離は5~10ヤード落ちるけど方向性は良くなる」と答えました。ゴルフ友達から「ラウンドだけでなく、普段から練習しているの?」とさらに聞かれました。私は「さすがにラウンドでぶっつけ本番はほとんどしない。普段の練習もしているよ」と答えました。

みなさんは、クラブを短く持ってショットをすることはありますか?短く持つとミート率が上がると言われていますが、いつでもどこでもフルショットという方も多いと思います。クラブを短く持つだけでミスショットを減らすことができるかもしれませんので、ぜひこの記事を読んで試してみてください!

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最大のメリットは“再現性”

クラブを短く持つ最大のメリットは、スイングが上手くなることではなく、ミスが起きにくくなることです。言い換えると、毎回のショットで当たりや球筋が大きくブレにくくなり、ショットの再現性が高まるということです。アマチュアゴルファーの多くは、スイングそのものよりも、トップやダフリ、左右の曲がりといったミスによってスコアを崩しています。クラブを短く持つことで、そうしたミスが出にくい状態を作ることができます。クラブが長いほどヘッドの軌道やフェースの向きは不安定になりやすく、わずかなタイミングのズレが大きなミスにつながります。一方で、短く持つとヘッドの動きがシンプルになります。その結果、ミート率が上がり、フェース管理もしやすくなります。また、振り幅が自然とコンパクトになるため、スイングテンポが整い、キャリーの下振れが減る点も大きなメリットです。これはたまたま当たるのではなく、同じ当たりが繰り返せる状態に近づくことを意味します。

こうしたメリットが特に活きるのが、最大飛距離が不要な場面です。例えば、グリーンに乗せるだけでOKなセカンドショットでは、ピンを無理に狙う必要はありません。短く持ってミスの幅を抑えた方が、結果的にグリーンオン率は高くなります。また、パー5の2打目で刻む場面や、つま先上がりや左足下がりなどの傾斜地も短く持つ価値が高い状況です。さらに、ミスが続いた直後や、風が強い日、OBや池など絶対に避けたいエリアが明確なホールでは、短く持つ判断がスコアを守る選択になります。

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1〜3センチが現実的? 飛距離とのバランスを考える

クラブを短く持つ長さの目安は、1〜3センチが現実的な範囲です。極端に短く持つ必要はなく、ラウンドで使う場合は最大でも3センチまでで十分だと考えています。1センチ短く持つだけでも、見た目も感覚もほとんど変わらず、違和感なくミート率がわずかに向上します。今日は少し不安だなという日は、この1センチでも十分効果を感じられるでしょう。3センチ短く持つと飛距離はおよそ5~10ヤードぐらい落ちます。ただ、ミート率が上がることで、キャリーの下振れが減り、結果として距離は安定します。距離が足りないと感じた場合は、1番手上げるだけで十分対応できます。重要なのは、短く持つことで軽く振るのではなく、普段と同じテンポでしっかり振ることです。

ミート率を上げる実践ドリル

ラウンドで短く持つのはミスを抑えるための対応策ですが、練習で短く持つことには、スイングの再現性を高めるという大きな意味があります。短く持って打つと、芯に当たったときと外したときの違いが非常に分かりやすくなります。打感や音、初速の差がはっきり出るため、「今のは良い当たり」、「今のは芯からズレた」という判断基準が明確になります。これがミート率向上の土台になります。さらに、クラブが短くなることで入射角が安定し、最下点を毎回同じ位置に作る感覚が身につきます。トップやダフリが出やすい人ほど、この効果は大きくなります。また、フェースの開閉量が減るため、無理にフェースを返そうとしなくてもボールが前に飛ぶ感覚を覚えられます。これは引っかけやプッシュを減らすうえで非常に重要です。加えて、短く持つとスイングテンポが自然と整います。トップが大きくなりすぎず、切り返しで力まずに振れるため、力感7割程度でも十分な初速が出ることを体感できます。この振らなくても当たる感覚は、通常のグリップに戻したときにも活き、フルショットの安定につながります。

短く持つ練習でまず取り入れたいのが、3センチ短く持って7割スイングを繰り返すドリルです。番手は7番アイアンがおすすめで、振り幅は肩から肩くらいまでを目安にします。ここで大切なのは、フィニッシュを作ろうとしないことです。インパクトの音と初速だけに集中し、芯に当たったかどうかを毎回確認します。さらに効果的なのが、短く持つショットと通常グリップを交互に打つ練習です。1球は3センチ短く、次の1球は通常グリップで打ち、同じ力感とテンポで振ります。当たりや初速の違いを比較することで、通常グリップ時のミート率も自然と向上します。交互に上手く打てるようになったら、同じ飛距離を違う番手で打つドリルを試してみましょう。例えば130ヤードなど目標距離とし、9番アイアンのフルショット、8番アイアンのコントロールショットを交互に打ちます。同じ距離をフルショットとコントロールショットを打つことで、方向性や縦距離の安定感の違いを実感することができます。

クラブを短く持つ最大のメリットは、飛距離を抑えることではなく、ミスが起きにくくなることにあります。トップやダフリ、左右のブレが減り、当たりと距離が安定することで、結果的にショットの再現性が高まります。再現性が高まると、ラウンド中の番手選択や狙いどころに迷いがなくなり、同じ判断をすれば同じ結果が出やすいゴルフに近づいていきます。短く持つのは逃げの選択ではなく、スコアを守るための現実的な戦略ですよ!

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。

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