NEW・名門ゴルフ場|サニーカントリークラブ(長野県佐久市) Part2

リサオの『NEW・名門ゴルフ場』探訪

2019/10/04 リサオ(大隈 里砂)



名門ゴルフ場という言葉があります。名門テニスクラブはあるけど、名門卓球場は聞かないので、たぶんハイソサエティの人々が集まる方便にスポーツを使った名残なんでしょう。イメージは歴史がある、閉鎖的、特権階級。でもゴルフは草っ原で始まったスポーツ。肩肘張らない開かれた名門ゴルフ場も実は数多くあるのです。

前回、サニーCCではティーイングエリアの選択肢がたくさんあって、飛ぶ飛ばないにかかわらず、全員が楽しくを満喫できるという話をしました。実はこの日はメディアデーということで、いろんな媒体のひとが生まれ変わったサニーCCを体験しに来ていました。

そこで、男性陣がみな当たり前のように後ろからプレーするなか、ただ一誌、一般のゴルファーの目にはなかなかふれないとある専門誌の男性陣が、一番前のサニーティからラウンドされていたんです。感動して心の奥底から尊敬。だって、男性が一番前からってことは、なかなかティーショットを打てないわけで、毎ホール待たなきゃならんのです。かったるいし面倒くさいし、でもそこは記者魂。プラス好奇心のなせるわざかな。やってみないと感想言えないもんね。立派です。

ゴルフ業界ではよく、新製品が出る前に、クラブメーカーが媒体のひとたちを呼んで試打ラウンドっていうのを開いてくれるんですね。そのとき、例えばアイアンが売りだとしたら、そのラウンドでは積極的にアイアンを使うのがスジ。って、誰でもわかること。でも使わないひとがいる。普通にラウンドしちゃうひと。クラブメーカーのご招待で、普通にラウンドしちゃう。なんならスコアもつけちゃう。スコアつけたらいろいろ試したりできなくなるだろうが。一度そういう同伴者に「アイアン使え」って言ったら「だってここからアイアンじゃ届かないもん」って返されて、「じゃあ刻め」って言ったけど無駄だった。そのことを考えたら、

というわけで次の写真、1番PAR5のフェアウェイからティーイングエリア方面を振り返るの図なんだけど、次の組がその専門誌の方々。サニーティで待ってるの見えるでしょか。そしてダブルで稜線が美しい山と雲も。