渋野日向子の悩まず打てる絶好調スイング|ドライバー編(2/2)

2019/10/29 ゴルフサプリ編集部



渋野日向子の快進撃が止まらない!全英女子オープン優勝に続き、29ラウンド連続オーバーパーなしのツアー記録、さらに9月には国内ツアー3勝目を飾った。そんな絶好調の渋野にスイングの秘密を聞くと、「あまり考えないように、振っているだけです(笑)」という答えが……。しかし、実は考えないことが思い切りの良いぶっ飛びスイングにつながっていたのだ。

青木コーチの指導を受けて「スイングが全部変わった」と語る渋野だが、最初に変わったのはアドレスだと言う。

「昔はもっと棒立ちのアドレスでしたね。それをしっかり前傾するようにして、あとはラクに構えるだけです。よく、ハンドダウンって言われますけど、それは意識していません。ただ、手をブラッとして構えたらこの姿勢になりました(笑)」

青木コーチに聞くと、「アドレスは腰から前傾して重心を低くするだけです。シブコは手が長いからハンドダウンに見えるだけで、いろんな体型、身長の人がいるから、基本は重心を低くして、腕はラクに構えるだけ。重心を低くしないと『頭を上げないスイング』につながりません」

また「考えないように打つ」渋野にはアドレス前に意識していることがあると語る。

「とにかくジッとする前に打ちます。固まってしまうと考えてしまうので、そうなる前に打てば無駄なことや、カタチを気にしなくなります」

よく「打つまでが早い」と言われる渋野だが、アドレスで固まらないことが、カタチを考えずに振れる第一歩だったのだ。