淺井咲希が解説|ユーティリティで球が沈んでいるラフから芯を捉えるには?
淺井咲希のFW&UT 微妙な距離の調整は私にお任せ!VOL.1
自己流スイングで昨年、見事に初優勝を挙げた、注目の黄金世代メンバー、「たぁーたん」こと淺井咲希(小杉CC)。誰もが経験したことのある「こんな時はどうすればいいの!?」など、ケーススタディや微妙な距離への調節法を、教えてくれる新連載がスタート!
ゴルフトゥデイ本誌575号/68〜71ページより
左へヒッカケやすいラフでのミスを最小限に抑える
球が芝にスッポリと埋まっているような状態でUTを使う場合、ミスの多くは左へ思いっきり曲げてしまうことが多いです。
それは、インパクトで芝に負けないように思い切りフェースを返してしまっていることが原因。フェースを被せてインパクトしてしまうと球の勢いは強くなってしまうので、左へのミスは大惨事になってしまいます。
なので、まずはインパクトでフェースが被らないように少しフェースを開いて構えること。最初にフェースを開くことによって、多少力が入ってもインパクトではフェースはスクエアになります。
そして、1番大事なのはそのフェースの向きをフォローでもキープし続けること。そのために私はフォローで両ヒジをピーンと真っすぐ伸ばした状態で、クラブを振り抜きます。
それに、ヒジを伸ばすと、手首の動きを最小限に抑えられるので、フェースを返す動きがなくなり、球が沈んでいるようなラフでもしっかりとピンを狙っていくことができます。