ライが平らな花道から浮かせて転がす「寄せワン」の基本、教えます

脇元華|寄せワンの“落としどころ”|第1回《状況1》花道から寄せる

2020/09/08 ゴルフトゥデイ 編集部



脇元華はアプローチの精度を上げるために、“歩測した距離どおりのキャリーで打つ練習”をプロになってからは毎日行なっているという。
自分の打ちたい距離を自在に打てるようになれば、ピンに寄っていく確率は高くなるからだ。
『アプローチは得意』と公言する脇元華に寄せワンの秘訣を教えてもらった。

GOLF TODAY本誌 No.579/106〜109ページより

私がアプローチで大事だと思うことは、まず自分が打ちたい距離・キャリーを正確に打てるようになることです。プロになって、このことに気付いてからは、毎日欠かさず決めた距離を正確にキャリーさせる練習をしています。

そして、次に大事なのはアドレス前に“どう寄せるか”を明確にイメージすること。どこにどのくらいキャリーさせて、そこからどう転がして寄せるか。明確なイメージを作れれば作れるほど、迷わず打つことができます。あとは、正確に決めた落とし所にキャリーさせるだけです。

たとえば、今回お話する花道からカップまで10ヤードという状況でも、歩測をして距離を確認して、グリーン上の傾斜も確認します。そのうえで“どう寄せるか”をイメージし、落とし所と打ち出す球の高さをイメージしてからアドレスに入ります。打ち出す球の高さによって、ボールの位置やフェースの開き方など構えが変わるので、打ち出しの高さをイメージすることも、とても重要なポイントです。