ヘッドスピードアップには、両手がケンカしない「左腕の外旋」&「右腕の内旋」が必要だった!

吉本 舞の“ゴルフ上達の近道”を教えちゃいます! 第10回

2021/01/02 ゴルフサプリ編集部



ゴルフがあっという間にうまくなれるコツを、吉本舞がわかりやすくレッスンするシリーズ。今回のテーマはインパクトのパワー効率を上げるためのポイント。「右手と左手がそれぞれの役割を果たすことが大事で、両手がケンカしてはダメ」と吉本はいう。では両手をケンカさせないインパクトやらをわかりやすく教えてもらおう。

ダウンスイングでクラブヘッドがボールに向かって勢いよく加速し、パワーを一気に解放する。ボールを打つ瞬間はそんなイメージですよね。インパクトでいかにパワーを効率よく伝達できたかで、飛距離や方向性に大きく影響するのは確かです。真っすぐ飛ばそうとして、フェース面をボールに合わせるようなインパクトになってはクラブヘッドが減速して、手首が折れてしまいやすいのでNG。ボールをしっかり打ち抜くくらいの気持ちが絶対に必要です。

でも、インパクトで両手がガチガチに力んでもいけません。飛ばそうとして両手に力が入りすぎると、右手と左手がケンカしてしまいやすいんですね。空手の突きでいえば、インパクトに向かって両腕とも内側に回旋させるようなもの。とくに左手グリップをしっかり握っておく意識の強い人は、インパクトの瞬間に左手がブレーキとなり、右手の動きを妨害してしまうことになりやすい。左手が緩んで右手が勝ちすぎてもダメですが、左手が右手に勝ちすぎてもダメ。両手の使い方のバランスがよくないと、パワー効率のいいインパクトは作れません。