股関節まわりの筋肉を伸ばすと、飛距離もゴルフ寿命もぐーんと伸びる!

ゴルフで美BODY|ゴルフピラティス/第9回 股関節を縦方向に動かす編

2020/10/23 ゴルフサプリ編集部



スムーズでバランスいい効率的なスイングを手に入れるには、そのベースとなる身体作りや身体のメンテナンスが重要。そこで、おすすめしたいのが、ゴルフピラティスだ。
ゴルファーのために考案されたゴルフピラティスは、美的スイングの要となる身体作りに効果があることはもちろん、美しい姿勢作りやシェイプアップ効果、ケガの予防にもつながる。

今回は、股関節の縦方向の動きについて紹介する。

股関節とは、大腿骨と骨盤をジョイントさせている関節です。大腿骨の先端にある球状の「骨頭(こっとう)」と、骨頭の受け皿になるお椀型の「寛骨臼(かんこつきゅう)」からなっており、左右前後、さまざまな方向に動かすことができます。

股関節には、普通に歩くだけでも体重の3~4倍の力がかかるといわれています。たとえば50キロの人なら、なんと150~200キロ……そう思うと若干にコワくなりますが、ご安心ください。股関節のまわりにはさまざまな筋肉や腱がついており、これらが股関節を補強し、自由な動きを可能にしているのです。

しかし、油断は禁物です。股関節は身体の内側にあるため、お腹のたるみや二の腕のプルプルとは違って、なかなか意識が向きません。かつ、日常での動きも限られます。すると、股関節まわりの筋肉はどんどん衰え、硬くなっていきます。そして、お尻が使えなくなってくるのです。

特に、最近は家でテレワークという人も多いでしょう。通勤時の歩行や階段の上り下りがなくなった代わりに座っている時間が長くなればなるほど、股関節まわりの筋肉はどんどん硬くなっていくのです。

股関節まわりの筋肉が硬くなると、股関節は本来持っている機能を十分に発揮できなくなります。動きが制限され、可動域が狭くなり、姿勢も悪くなります。股関節の骨に負担がかかるようになり、痛みやケガ、ひどい場合は骨折の原因にもつながります。
 
ちょっと転んだだけなのに、大腿骨(特に、大腿骨の足のつけね側にある「大腿骨頸部」)を骨折するお年寄りが年々増えていますが、これは加齢による筋力や骨密度の低下に加え、運動不足も一因になっているのです。

股関節の働きは日常生活のみならず、ゴルフでも重要な役割を担っていることは、皆さんご存じでしょう。

股関節まわりの筋肉が硬いゴルファーは、安定したアドレスの前傾姿勢が維持できず、体重移動もうまくいきません。腰の回転がスムーズにいかなくなり、効率よくパワーを生み出すこともできなくなります。
 
 そこで、ご紹介するのが今回のエクササイズです。
 【スワン】は股関節の前側の筋肉を伸ばし、【ピラティス・スクワット】は股関節の後ろ側に働きかけます。
 
 【ピラティス・スクワット】の応用として紹介する【シットダウン】と【ジャンプアップ】は、スイングの動きにも直結します。

 【シットダウン】では、捻転のパワーをタメて、ダウンスイングで左脚のブレーキを利かせるイメージ。【ジャンプアップ】では、地面からの力を受けて飛び上がるようにしてヒザを伸ばし、その勢いでパワフルにボールをヒットするイメージで行いましょう。この、「腰を落とす動き→飛び上がる動き」という股関節の縦方向の動きが上手になると、スイングにも必ずいい影響が出ますよ。

「スイングに上下動は禁物では?」と疑問に思う人もいると思いますが、ダウンスイングで伸び上がる傾向の強いゴルファーこそ、沈み込ませる身体の使い方をマスターすることが必要です。 

「ダフリそうで怖くてできない」という人も、まずは実際にやってみてください。意外とダフらず、ヘッドを走らせることができるので、皆さんとても驚かれます。