フェアウェイウッドのダフリ&トップの原因と修正練習法「左ワキの締まりキープで入射角は安定する」

セリザワメソッドを継承|広瀬祥代が“ミスの一発解決法”を教えます! ミスの原因&練習法がすぐにわかる! VOL.5

2020/12/10 ゴルフサプリ編集部



芹澤信雄率いる『チームセリザワゴルフアカデミー』の紅一点のティーチングプロ、広瀬祥代。親切でわかりやすいレッスンで、年齢性別を問わず多くのゴルファーに人気。その広瀬がドライバーからパターまでのミスの解決法をレッスン。ミスの原因に応じた対策法が明確になれば悩みを一発解消、ゴルフがどんどんうまくなる。どんな練習をしたらいいかわからないゴルファーも必見だ!

フェアウェイウッドはパー5ホールや距離の長いパー4ホールのセカンドショットでよく使いますよね。200ヤード近くある長いパー3ホールのティショットでも活躍してくれるクラブです。あまり力のない人や女性ゴルファーはアイアンよりもフェアウェイウッドを手にする場面が多いことでしょう。それだけにフェアウェイウッドでダフリやトップなどのミスがよく出てしまってはスコアがなかなかまとまりません。

フェアウェイウッドはドライバーよりも少し短いだけですし、ロフト角も少ないので芝の上のボールをクリーンにとらえるのは結構難しいんです。「ボールが上がりにくい」とか「うまく当たらない」などといった先入観や苦手意識が働くと、下からすくい上げたり、上から鋭角に打ち込んだりしてしまいがち。すくい打ちになる人はスイング軌道の最下点がボールよりも手前となるので大ダフリか、ボールの上に当たってトップとなります。トップがひどくなるとボールの上をかすっただけのチョロが生じて、10〜20ヤードコロがっただけの結果となります。

ダフリがよく出ると鋭角に打ってボールをとらえようとする人が多いのですが、ダウンスイングで上体が突っ込むとスイング軌道の最下点がボールよりも先となります。アイアンであればダウンブローに打てたことになるけれども、シャフトが長くソールの幅が厚いフェアウェイウッドではボールがポコッと跳ねたような当たりとなり、数10ヤードしか飛ばないという結果になりやすいんです。