おおまかな傾斜はグリーンに上がる前に確認!藤田寛之が教えるグリーンの読み方&打ち方
第2回 ラインを正しく読む
パットのラインの読み方は人それぞれで唯一の正解はない。だが、正しく読むにはいくつかの決まりごとがある、と藤田寛之はいう。その極意を伝授!
GOLF TODAY本誌 No.587/138〜141ページより
ラインを正しく読むには、グリーンの外側から、全体のおおまかな傾斜をつかむことが第一。そしてグリーンに上がったら、「ボール周り」と「カップ周り」の2か所を重点的にチェックします。
なぜなら、ボール周りとカップ周りの傾斜の度合いが同じであることは少なく、ときには逆の傾斜になっていることもあるからです。ボール周りはスライス傾斜なのに、カップ周りは平らだったり、フック傾斜だったり。ボールの手前側から読んだラインと、カップの反対側から読んだラインが違って見えるのはそのためです。
特にカップ周りは、打球の勢いが弱くなり、傾斜の影響を大きく受けるため、より入念に観察することが大切。この作業を疎かにすると、ライン読みに失敗してしまうので注意してください。