2週間前にお願いしていた!金谷が「ZOZOチャンピオンシップ」で、松山英樹から学びたかったこと
『ZOZOチャンピオンシップ』の練習ラウンドで松山英樹と一緒に回った金谷拓実。東北福祉大学の先輩・後輩の間柄以上に深いつながりを感じる2人だが、金谷が練習ラウンドで松山英樹から学んだことは?
「ZOZOチャンピオンシップ」の開幕前日、松山英樹、久常涼、今田竜二と一緒に練習ラウンドを回った金谷拓実は、この日のラウンドについて、
「松山さんには2週間くらい前に練習ラウンドのお願いをしました。でも、他のメンバー(久常涼、今田竜二)が一緒に回ることは2日前にはじめて知りました(笑)」
―19歳の久常涼の印象は?
「地区も近かったですし(久常が岡山、金谷が広島)、ナショナルチームとかでも一緒でしたからアマチュア時代から知っていました」
―今田竜二とのラウンドについては?
「一緒に回るのははじめてですが、普段からすごくやさしい方なので、色々と話を聞かせてもらいました」
―松山英樹にお願いした理由は?
「それほど今日も深い話をしたわけではありませんが、見ているだけで学ぶことはすごく多い。仕草の1つ1つが僕とは違いますし、練習ラウンドや練習でもすごく考えてやっている。あのレベルの選手でも、これだけ考えたりしているんだから、僕たちはもっと考えて努力しないといけないなと思います」
―コースの印象は?
「まず、グリーンがすごく速い。昨日はまだ少し濡れていたのですが、天気が良くなって芝が乾いたら、すごく速く感じましたね」
―今大会で優勝すればPGAツアーへの出場権も獲得できるが?
「今はまだそこまでは考えられないので、とにかく今週良いプレーをするだけです。調子はなんとも言えませんが、ティショットは少しずつ安定してきたので、他ももうちょっと良くしたいです」
―世界ランキングとかは意識していますか?
「それは結構、見ています。やっぱり世界ランキング50位以内に入れるようになれば、色んな試合に出れるようになれますし、そういう意味でも『ZOZO』はポイントの比重が大きいので、良い結果を出したいです」
アマチュア時代から「将来はプロになって海外ツアーで活躍したい」と明言していた金谷拓実。「ZOZOチャンピオンシップ」は夢舞台ではなく、現実的に世界ランキングを上げるポイントを狙える試合だと考えている。だからこそ、PGAツアーで戦っている世界ランキング19位の松山英樹から学びたいことがあったのだろう。
取材・文/野中真一