速報・伏兵トリンガーリが10ホール目でトップに!松山英樹が2位に後退

2021/10/24 角田 修二



10月24日、PGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の最終日。単独トップの10アンダーからスタートした松山英樹は前半9ホールを終えて11アンダー。しかし、10ホール目でキャメロン・トリンガーリにトップを奪われて2位に後退。

写真/相田克己

単独トップでスタートした松山英樹は1番から5番まで5ホール連続でパー。そして前半唯一のパー5となった6番。松山英樹はツーオンに成功すると、約10メートルのパットをねじ込んで今週初のイーグル!スコアを12アンダーまで伸ばした。

しかし、8番ではパーオンするもファーストパットが2メートルオーバー。返しのパットが決まらずにボギー。さらに9番ではティショットを右に大きく曲げてしまうが、ラフからの2打目をグリーン際まで運んで何とかパーセーブ。

松山を捉えたのが、同じ最終組で回っているキャメロン・トリンガーリ。前半でスコアを2つ伸ばすと、10番ホールでバーディを奪って12アンダーで単独トップに立った。松山は1打差で追いかける展開となった。

日本ではほぼ無名のトリンガーリだが2021シーズンのPGAツアーではトップ10が4回、年間のフェデックスカップランキングでも43位に入っていてプレーオフにも進出。2018年以降は3年連続でPGAツアーのシード権を獲得している34歳の実力者である。今年7月の「3M選手権」では最終日をトップで迎えたが、最終日に崩れて惜しくもPGAツアー初優勝を逃した。「ZOZOチャンピオンシップ」では悲願のPGAツアー初優勝を狙う。

取材・文/野中真一